コロナ禍以降、人々の働き方や価値観が多様化し、若い世代を中心に地方で自己実現や挑戦をしたいという動きがあり、最新の総務省の発表資料によると、2023年度の「地域おこし協力隊」隊員数は過去最多となっています。京都府福知山市は、この機をチャンスと捉え、地域の「新しい風」となる人材を本市に呼び込んで持続可能な地域づくりを行うため、地域おこし協力隊員を5年ぶりに募集します。募集テーマは「ファーマーズマルシェ」「廃校活用」「地域活動の仲間づくり」の3テーマで、募集期間は5月24日(金)までです。また、募集に係るオンラインセミナーを5月8日(水)に開催します。

  • 1 募集概要

  •  農業や食に興味がある人へ。

    農家をつなぎ地域に愛されるファーマーズマルシェを一緒に立ち上げませんか。

■募集企画概要

地域の農家をつなぎ、ファーマーズマルシェの立ち上げや市民農園の運営を行います。活動を通じて地域の魅力と農産物を多くの人に広めます。また、隊員自身も先輩農家のサポートを受けつつ、農業にも取り組んでいただきます。

■受入団体(中六人部地域づくり協議会)

中六人部地域の活性化を目的として、地元の人々が立ち上げた地域団体です。定住促進、生活基盤の整備、地域おこしの3本柱で活動をしています。

公式サイト:https://www.nakaroku.net/miraito01.html

■地域紹介(中六人部地域)

中六人部地域は、本市の中心から車で15分ほどの場所にあります。若い移住者が管理人を務める地域版お試し住宅「Wぴーす」や、廃校を活用した農業体験施設「THE 610 BASE」など、若者を中心に地域内外との交流が進んでいます。

  •  多様な先輩移住者がサポート!

    地域のファンを増やす廃校活用プロジェクトメンバー募集中!

■募集企画概要

「都市部と農村の交流」をテーマに旧川合小学校を活用するための企画を立てて、実行していただく活動です。その他、施設の管理人として利用者対応や利用拡大に向けて広報活動も行っていただきます。

■受入団体(カワイリバースプロジェクト)

旧川合小学校を拠点に、移住者、農家民宿、クリエーターなど地域内外の多様で気さくなメンバーが、「川合がいつまでも川合であるために」を目標に思いを一つにして活動しています。収穫体験や川遊びなど農業農村体験を通じた都市部との交流や地域の伝統・文化の保全活動、大学生と連携したイベントなどを実施しています。 

公式サイト:https://kawai-reverse.com

■地域の紹介(三和町川合地域)

川合地域のある三和町は、本市の中心から南東に位置する地域です。新規就農を希望する若い移住者が多く、「万願寺甘とう」や「三和ぶどう」が特産物です。川合地域では、地元の農業グループが、毎週水曜日に「かわい野菜市」を開催するなど、住民が積極的に地域活動に参加しています。また、移住者が運営する農家民宿「ふるま家」があり、世界中から旅行客が訪れるなど、国際色が豊かです。

  •   半農半Xの暮らし方。ゆとろぎの里であたらしい仲間をつなげよう。

■募集企画概要

先輩農家や先輩移住者に教わりながら、ゼロから農業を学び、農業を通じて得られたものを暮らしに取り入れ、半農半Xの新しいライフスタイルをつくりあげる活動をしていただきます。加えて、個性あふれるチームみすずのメンバーと一緒に、あたらしい仲間を増やすプロジェクトに取り組んでいただきます。

■受入団体(チームみすず発足準備委員会)

大江町河守上地域において、農用地保全活動や地域コミュニティの維持を目的として活動しています。2023年6月には、旧美鈴小学校において地域にぎわいイベント「みすずフェスタ」を初めて開催しました。2024年6月も同フェスタを実施予定です。農村資源の保全活動を軸に、今後は地域でのスモールビジネスにも取り組む予定です。

公式サイト:https://www.misuzusho.com

■地域の紹介(大江町河守上地域)

大江町は本市の北部に位置し、大江山には古くから鬼伝説が伝わっています。今回募集する河守上地域は、伊勢神宮ゆかりの元伊勢三社(元伊勢内宮皇大神社、元伊勢外宮豊受大神社、元伊勢天岩戸神社)で有名です。また同地域の毛原の棚田(日本の棚田百選)では、田植えや稲刈りを通じて地域内外との交流が行われています。

2024年4月18日 3団体が出席した記者発表の様子
  • 2 応募要件

以下の要件をすべて満たす方とします。 

(1) 居住地要件(現在お住まいの住所地)

次に掲げる要件(1.~4.)のいずれかを満たし、福知山市地域おこし協力隊員(以下「隊員」という。)として決定後、速やかに生活拠点及び住民票を本市に移すことができること。

1. 応募時点で3大都市圏内の都市地域または地方都市(条件不利地域は除く。)に住民票がある方(※)

2. 福知山市以外において、地域おこし協力隊員として活動したことがある方(同一地域での活動経験が2年以上、かつ解嘱後1年以内の方)

3. JETプログラム終了者(JETプログラム参加者として2年以上活動し、かつJETプログラムを終了後1年以内の方)

4. 海外に在留し、市町村が備える住民基本台帳に登録されていない方

※地域要件の詳細は、総務省「地域おこし協力隊」ウェブページに掲載されている「特別交付税措置に係る地域要件確認表」を確認してください。

(2) 心身共に健康であり、かつ地域の活性化の活動に意欲があり、地域になじむ意思があること。

(3) 隊員としての活動終了後、本市へ移住の意思があること。

※他の応募要件については、「7 募集情報掲載ページ」のURLでご確認ください。

  • 3 待遇等

(1) 本市と隊員の間で地域協力活動に係る業務委託契約を締結します。

(2) 報酬は月額266,000円とし、手当の支給はありません。 

(3) 業務委託契約のため、個人で国民健康保険及び国民年金に加入してください。

(4)  転居にかかる費用や生活備品、光熱水費、自治会費等は自己負担です。

(5) 活動に要する経費については予算の範囲内で市が負担します。

(6) 隊員としての活動に支障のない範囲で兼業を可とします。

  • 4 委託期間 

初年度の契約期間は、委託開始日から2025年3月31日までとします。その後は活動実績を考慮し、年度ごとに延長が可能です。ただし、通算3年を限度とします。

  • 5 応募手続 

(1)受付期間 2024年4月18日(木)から2024年5月24日(金)まで

(2)提出先及び提出方法

1.提出先

〒620-8501 京都府福知山市字内記13番地の1

福知山市役所 地域振興部まちづくり推進課 移住定住促進係

件名:「福知山市地域おこし協力隊員応募」

2.提出方法 郵送(※当日消印有効)

(3)提出書類(4点)

福知山市地域おこし協力隊員申込書、志望動機書、住民票の写し運転免許証の写し

  • 6 選考スケジュール(予定)

  • 7 募集情報掲載ページ

(1)福知山市移住促進ウェブサイト「FUKUFUKU LIFE」 地域おこし協力隊員募集ページ

https://www.welcomeiju.city.fukuchiyama.lg.jp/events/tiikiokoshir6/ 

(2)一般社団法人移住・交流推進機構(JOIN) 地域おこし協力隊情報 

https://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/

  • [地域おこし協力隊募集オンラインセミナー]地域のわくわくを一緒につくりたい方、集まれ!

■日時 2024年5月8日(水) 19:30~20:30

■開催方法 オンライン(Zoomを使用)

■内容 福知山市の地域おこし協力隊制度の概要 各募集企画の紹介

■参加費 無料

■主催 福知山市まちづくり推進課

■共催 認定NPO法人ふるさと回帰支援センター

■申込URL 移住促進ウェブサイト「FUKUFUKU LIFE」内

https://www.welcomeiju.city.fukuchiyama.lg.jp/events/kyouryokutaiseminar/

  • 「地域おこし協力隊制度」とは(総務省発表資料より抜粋)

■制度概要

都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、生活拠点を移した者を、地方公共団体が「地域おこし協力隊員」として委嘱します。隊員が地域に一定期間居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図るものです。

■実施主体:地方公共団体  

■活動期間:概ね1年以上3年以下

総務省の支援:特別交付税措置(隊員1人あたり520万円上限 等)

■参考データ:隊員の約4割は女性。隊員の約7割が20代と30代。

任期終了後は、64.9%の隊員が同じ地域に定住している。(2023年5月1日時点)

  • 地域おこし協力隊員の募集再開に向けての主な動き

2023年8月 勉強会の様子(NHK「クローズアップ現代」でも放送)

■本市では、2015年から2021年にかけて、万願寺甘とうの活用や丹波漆の振興などにおいて6名の隊員を受け入れ、そのうち1名が現在も本市に定住しています。(定住率:16.6%)

■コロナ禍においては地域おこし協力隊員が十分に活動できないおそれがあったため、2019年6月以降、隊員の募集を見送っていました。

■ 今回、新たな募集に向けて検討するなかで、2023年8月29日総務省から「地域おこし協力隊アドバイザー」を派遣いただき、地域団体と勉強会を実施するなど、地域と協働で受入体制のさらなる強化に取り組んでいます。その模様は、NHK「クローズアップ現代」でも紹介されました。

■2024年1月13日(土)・14日(日)、東京ビックサイトで開催された「JOIN移住・交流&地域おこしフェア2024」に福知山市として初出展しました。

■2024年2月24日(土)・25日(日)、今回の受入団体をすべて訪問する「地域おこし協力隊体験会」を初開催しました。(参加者:2名)

配信元企業:京都府福知山市

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