グローバルボーイズグループ「JO1」の川西拓実と俳優の桜田ひよりが共演し、人気コミックを映画化する「バジーノイズ」の新映像[In the Room edition]と、新たな場面写真が披露された。

【動画】「バジーノイズ」新映像[In the Room edition]

原作は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で20年まで連載されていたDTM(デスクトップミュージック)を題材にした同名コミック(全5巻)。映画は人気ドラマ「silent」を手掛けた風間太樹監督メガホンをとり、行き先の見えない若者たちの出会いと、末来を見つける姿を描いた。ミュージックコンセプトデザインは、音楽プロデューサーYaffleが担い、主演の川西は「清澄 by Takumi Kawanishi(JO1)」名義で主題歌「surge」の歌唱も担当した。

マンションの住み込み管理人をしながら、「音楽を奏でること」だけを生きがいにしている清澄。人と関わることを必要とせずシンプルな生活を送っていた彼に、上の部屋に住む女性・潮が挨拶を交わしてきた。その日、失恋をしたと言う彼女は、毎日音漏れしていた清澄の音楽を楽しみに聞いていたと打ち明ける。やがて潮が投稿した何気ない演奏動画によって、自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思ってもいなかった清澄の世界が大きく変わっていく。

映像に収められているのは、清澄が潮の部屋で初めて演奏するシーン。他人の「いいね」だけを追いかけて生きてきた潮(桜田)が、マンションの管理人の仕事をする清澄(川西)の部屋の窓ガラスを割って入ったことで、清澄はマンションの部屋を追い出されてしまい、2人の奇妙な共同生活が始まる。自分のためだけに音楽を奏でてきた清澄は「何弾けばいい?」と戸惑うが、潮が「なんでもええよ」と答えると、心地よさそうに音を鳴らす。音楽を奏でる清澄と、それを見つめる潮、そして主題歌「surge」の歌詞が重なり合う。

場面写真には、清澄と潮が真っ直ぐに見つめ合う様子と、2人が同じ海を見つめる姿がとらえられている。

「バジーノイズ」は5月3日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

「バジーノイズ」5月3日公開 (C)むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会