
シャーリー・ボブショーさんの愛犬チャーリーはこの日、いつもとは違う行動をとった。普段は別々に寝ている同居犬、フォクシーのベッドに入り込んで、寄り添うように横になったのだ。
これまで決してそんな行動を見せたことはなかったのになぜだろう?と、シャーリーさんは戸惑った。だがその翌朝、その理由が理解できたという。
フォクシーが突然この世を旅立っていったのだ。もしかするとチャーリーは、これが一緒にいられる最期の夜だと悟っていたのかもしれない。
ガーデンデザイナーとして活躍するシャーリーさんは、8歳のパグル(パグとビーグル犬のミックス)・チャーリーと、14歳になったチワワのフォクシーと、幸せな日々を過ごしていた。
だが2024年1月末のある夜は、いつもと何かが違っていた。チャーリーが突然、フォクシーのベッドに入り込み、相棒にそっと寄り添うように横たわったのだ。
この日まで、チャーリーがフォクシーのベッドに入ることは一度もなかった。シャーリーさんは不思議に思い、その様子をビデオに収めた。
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翌朝、相棒は虹の橋へと旅立って行った
その翌朝、シャーリーさんは悲しみに打ちのめされることになった。フォクシーが突然、虹の橋のたもとへと旅立って行ってしまったのだ。
確かにフォクシーは高齢で、身体のあちこちに不調はあったものの、こんなに突然別れが訪れるとは、シャーリーさんは思ってもいなかった。
シャーリーさんの庭で、仲良く散歩を楽しんでいたチャーリーとフォクシー。
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どんな不思議な力が働いたのか
動物たちの中には、確かに不思議な力が備わっている者がいるらしい。予知能力なのかテレパシーなのかはわからないけど、我々には感知し得ない「何か」を感じ取っているとしか思えない。
きっとここを見てくれているみんなの中にも、そんな話を見聞きしたり、実際に体験したりした人もいるんじゃないだろうか。
もしかしたらチャーリーは、大親友との別れの時を、その不思議な能力で察知していたのかもしれない。
フォクシーが旅立ってから2カ月半が過ぎたが、シャーリーさんとチャーリーの心はまだ癒えていない。
そんな中、シャーリーさんの娘さんが飼っているパグルのロッキーが遊びに来て、チャーリーを散歩に誘ってくれたみたい。今のチャーリーに必要なのは、そばにいてくれる誰かなのかもしれないね。
References:Dog Senses It's His Friend's Last Night, Does Something No One Expected
/ written by ruichan/ edited by parumo

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