2024年4月18日、韓国メディア・韓国経済は、日本と韓国で同時期に建設された美術館の現在に大きな相違があることを指摘する記事を掲載した。

「日本は20年経っても問題なし、韓国は雨が降ると天井から水がポタポタ」と題した記事によると、1998年に韓国第2の都市・釜山にオープンした釜山市立美術館は老朽化が激しく、今年、市が430億ウォン(約48億円)を投じる大々的なリノベーションに入った。日本第2の都市・大阪にある国立国際美術館は現在地に04年に移転された。釜山市立美術館とほぼ同時期に建てられたものだが、今も新しい建物のような姿を保っているとして、「20年ほどたった現在、両美術館の姿は全く異なる」と記事は指摘。「同じ歳月を経ながら違いを生んだ分岐点は何だったのか」と分析している。

専門家らは「文化芸術事業に対する哲学の不在」「何のための美術館で、どう運営すべきかを熟慮せず『とりあえず建ててみよう』とする形式主義的なやり方のまん延」を指摘する。ソウル・サビナ美術館のイ・ミョンオク館長は「立派な建物に絵を飾れば美術館だというものではない。損傷しやすい芸術作品を保管する場所にふさわしい維持・補修の機能を備えて管理しなければならない」と話している。

大阪国際美術館

しかし、これまでの釜山市と美術館の運営形態は「拙速」と言えるものだったという。8年前から雨漏りが指摘されていながら措置が甘く、昨年には無資格業者に防水工事を任せたうえ工事監督業務も怠っていたことが明らかになった。温度・湿度の調整機能が作動せず作品を駄目にしたこともあるという。市が雨漏り対策予算を十分に反映させていなかったとも指摘される。釜山市立美術館はアーティスト、所蔵者、国公立美術館の間で「作品貸与忌避」の対象となっていたという。

昨年は村上隆の個展が開催されたが、5カ月間を予定していた展示は途中で切り上げとなった。湿度の維持というアーティスト側の要求に応じることができなかったためだという。これには「国際的な恥」との批判が殺到した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「やれやれ。これじゃ日本のことを悪くなんて言えないね」「悪口ばかり言ってないで少しは日本に学ぼうよ」「反日だ何だと叫んで正義のふりをする前に、自分自身を省みよう」「メイドインジャパンは確かにすばらしい。長いスパンで見ると、認めるしかなくなる」「見た目だけは立派、中はがらんどうの大韓民国」「三豊百貨店と聖水大橋(崩落、崩壊事故があった)の国だから」「作業員の水準、工事の完成度、監督者の清廉度、どれも日本とは比較にならない。外見だけそれらしく、内容は日本に決して追いつけない」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

18日、韓国メディア・韓国経済は、日本と韓国で同時期に建設された美術館の現在に大きな相違があることを指摘する記事を掲載した。写真は釜山市立美術館。