警視庁警備部災害対策課(以下、警視庁)が、倒れている人の上半身を無理なく起こすコツについて、Xの公式アカウントで紹介しています。

てこの原理を利用

 警視庁によると、倒れている人の上半身の起こし方や向きの変え方は次の通りです。てこの原理を利用するため、力をほとんど使わずに済むということです。

(1)要救助者の首の下に右手を入れた状態で入れ、左手はへその所に置く。
(2)要救助者を起こし、右膝で要救助者の背中を支える。
(3)起こした後は、要救助者の膝の下に左手を入れる。
(4)左手で要救助者の足を少し浮かせ、お尻を軸に回す。

 警視庁は「向きを変える時の姿勢は『上体起こし』をイメージしてください。起き上がれず困っている人がいる場合や介護の時などに役立ててみてください」とXで説明しています。

オトナンサー編集部

倒れている人の上半身を無理なく起こすには?(写真はイメージ)