車内には冷蔵庫まで。

特別仕様の小型貸切観光バス「グランリュクス」を導入

静岡県の伊豆エリアでバス事業を展開する東海バスは、2024年4月から、国内外富裕層向けとなる特別仕様の小型貸切観光バス「グランリュクス」を導入します。

伊豆半島は観光スポットは多く点在していますが、道幅が狭く、大型バスでの周遊には課題があるそう。また、高級志向のインバウンド獲得に軸足を移す宿泊施設が増えており、送迎用に高級感がある乗り物を手配したいというニーズもあるといいます。

車両のコンセプトは「一般的なマイクロバスのイメージを覆す、クラスを超えた上質な移動空間の提供」。外観は格式や高級感をイメージした「黒み(深み)ある緑」が基調で、ゴールドのラインが入る塗装が特徴です。

車内は、ほぼ全ての座席が窓側。鉄道やバスのハイグレード車両で実績がある国内メーカー製のレザーシートが導入されています。シートピッチは900mm超で、定員は最大13人(客席10、乗務員席3)です。

床は大理石基調として高級感を高めているほか、モバイル機器用コンセントや冷蔵庫なども備えるなど、かなりの豪華仕様。運賃は、従来の小型貸切バス運賃の1.5倍からとなっています。

なお、2024年4月~6月の利用者には、人数分の静岡産のお茶を贈呈するとしています。

特別仕様の小型貸切観光バス「グランリュクス」(画像:東海バス)。