ワニ?またフロリダ?と思う人も多いだろうがずばりフロリダ州だ。遭遇確率は全米随一を誇るほどワニの名産地となっているため、たとえそこが空軍基地であっても遊びに来ちゃうのだ。
同州タンパにある、マクディル空軍基地の滑走路に停止していた航空機の車輪近くでくつろいでいたのは体長3mはある巨大なワニだ。
さすがにまずいとみた基地がフロリダ野生生物保護委員会(FWC)の捕獲チームに連絡。そこでようやく捕獲されたワニは、近くの川に返された。
アメリカの場合、割とどこにでもいるのがリスや鹿、アライグマだが、フロリダ州の場合は結構な確率でワニに遭遇する。思いもよらぬ場所に潜んでいたりもする。
2024年4月22日、ワニが出没したのは同州タンバにあるマクディル空軍基地だ。基地の滑走路にはKC-135航空機が停止していたのだが、その車輪の下でまったりとくつろいでいたのだ。
約3mもある巨大なワニは、なぜか航空機のタイヤが気に入ったようで、タイヤとタイヤの間に挟まったりもしていたようだ。
当局の捕獲チームがかけつけ、無事保護される
空軍基地のスタッフはただちにフロリダ野生生物保護委員会(FWC)に連絡し、捕獲チームが駆け付けた。
ワニを落ち着かせるため顔にブランケットをかけたところ、それが気に入らなかったようで抵抗を示したそうだが、なんとか体や尾、口の周りにロープを巻き付け、ワニをトラックのある方向へと移動させた。
ワニはFWCのトラックに載せられ、近くのヒルズボロ川に返されたという。
マクディル空軍基地はFacebookで、「鋭い歯の生えた新人パイロットが入隊を希望したようだが、残念ながら基地には適さないと判断したため、彼にとって適切な環境に移動してもらった」と述べている。
現在ワニは繁殖期を迎えている。FWCによるとこのワニはパートナーを探すために空軍基地にやってきた可能性があるという。まさかタイヤに恋をした、とかじゃないよね?ちょっとウロコと似ているところあるし。
また、タンバのFOX13が伝えたところによると、この地域にはエルビスという名の、このワニよりも大きく有名なワニが良く出没しており、このワニはエルビスによって基地に追いやられた可能性もあるという。
Written by parumo
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