「名探偵コナン」で有名な漫画家の青山剛昌さんの出身地・鳥取県東伯郡北栄町にある書店「朝倉書店」は公式X(Twitter)で、同店に掲出している青山さんが描いた色紙は販売していないとして注意喚起しました。フリマサービス「メルカリ」で、青山さんが描いた色紙の模写が高値で販売されていたことを受けた対応とみられます。

【画像】「名探偵コナン」原作者の色紙

 朝倉書店は北栄町にあり、JR山陰本線由良駅(愛称「コナン駅」)から徒歩5分、青山さんや関連作品について取り扱うマンガ・アニメミュージアム「青山剛昌ふるさと館」から徒歩20分の場所に位置しています。

●ニセ物が約5万円~約9万円と高値で出品

 同店は4月25日、「朝倉書店に掲出している青山剛昌先生に頂戴した色紙は唯一無二の色紙で、非売品です。オークションに出品したり、販売したりしていません。ご注意下さい」と公式Xでコメント。

 Xでは「名探偵コナン」のファンから、青山さんが描いた色紙の模写とみられるものが、メルカリで約5万円~約9万円と高値で複数個販売されているとの情報が寄せられていました。

 例えば、朝倉書店が1月に青山さんから受け取ったとして公式Xで公開した色紙は、現在上映中の劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」をモチーフにしたもの。江戸川コナン、服部平次、遠山和葉、怪盗キッドといった人気キャラクターが描かれていました。

 一方で、メルカリで販売されていた上記を模写した色紙は、構図や色合い、青山さんのサインまでそっくり。一部を拡大して実物と比較しない限りは、本物との見分けが付かないものとなっています。Xでは「精密過ぎるやろ」「許せない…」「酷すぎる……」などの声が上がっていました。

 該当のアカウントで販売されていた色紙のなかには、高額なもののすでに購入されているものも。記事執筆時点では、同アカウントからは色紙の出品の多くが削除されています。

出典:メルカリ