「タスク管理ができない人の短歌」として詠まれた一首が、秀逸な表現でX(Twitter)にて共感を呼んでいます。こ、これは……!

【画像】衝撃のラスト

●「まだ余裕」→「まだまだ余裕」→「えっ、ヤバイ」の後に……

 詠み人は短歌作家で音楽家の笠原楓奏さん。上の句では「まだ余裕」「まだまだ余裕」「えっ、ヤバイ」と、後回しにしていたタスクが締め切り間際となって焦る様子を生々しく伝えています。

 続く下の句は「謝り方を考えている」――タスクの完遂よりも、いかに謝罪して急場をしのぐかを優先してしまう、諦めの心情がありありと浮かびます。

 歌を段階別に付箋へ書く演出も見事です。「まだ余裕」は青、「まだまだ余裕」は黄色、「えっ、ヤバイ」以降は赤と、色の使い分けまでが心の移り変わりを表しています。

 起承転結の流れも美しいこの歌は、Xで「最悪なことにめちゃくちゃ分かる」「共感しかない」と話題に。「『まだまだ余裕』とか言いつつ内心では黄信号が灯っているのおもろい」「謝り方を考えるだけえらい」など、さまざまな反応を呼んでいます。

画像提供:笠原楓奏さん

「まだ余裕」「まだまだ余裕」「えっ、ヤバイ」の後に……