Hooded Horseは4月28日(木)、発売中の『Manor Lords(マナー・ロード)』がリリースからわずか2日で総売上本数が100万本を突破したことをX上で発表した。対応プラットフォームはPC(Steam、GOG、Microsoft Store)となる。

また、同ポスト上では17万同時接続者数を突破したことも発表。発表内容によればSteamに配信されている街づくりゲームにおいて歴代最高の数字となり、同ジャンルのゲームと比べてもトップ水準にいるとのこと。

Manor Lords』は中世時代を生きる領主となってその人生を追体験していくストラテジーゲームだ。プレイヤーは資源を管理・近くの村へ侵攻を進めて「何もない村」から「活気のある村」へと発展させていくことが目的となる。

本作は14世紀末ドイツフランケン地方の芸術や建築から強くインスピレーションを受けており、可能な限り史実にゲームシステムやグラフィックを表現。ありふれた中世らしい表現を避け、時代考証を取り入れることで、実体験をしてるかのようなリアルな世界観でゲームをプレイすることが出来る。

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(画像は『Manor Lords』Steamストアページより)

ゲームについては、主に「街づくり」「資源管理」「領土争い」の3項目が主なコンテンツ。街づくりには、グリッド線に縛られない自由な建築を行える点が特徴的であり、中世の歴史を参考に建築システムが構築されているようだ。

食料は土壌の「肥沃度」を荒涼したうえで農業をしたり、動物の個体数を管理しつつ狩猟を行える「狩り場」などで確保。ほかにも商業地区、工業地区といった国の資源を潤すための施設であったり、税金など資金を循環させるシステムも充実しているという。

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(画像は『Manor Lords』Steamストアページより)
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(画像は『Manor Lords』Steamストアページより)

そして、戦闘については「領土争い」や「盗賊たちの制圧」といったイベントなどが発生。大量の資金があれば傭兵を雇うこともでき、戦闘はリアルタイムで進行する。

また、本作において戦況には「天候」や「装備」、「疲労」といった要素が影響を及ぼすという。ほかにも部隊配置や指揮なども重要になってくるようで、的確な指揮が出来れば少ない戦力で大軍に打ち勝つことも可能なようだ。

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今回の発表ではそんな『Manor Lords』が見事100万本を売り上げたことが発表された。レビューをみると記事執筆時点で1万6913件のレビューのうち89%が好評を示す「非常に好評」のステータスを獲得。領主として街を闊歩できるシステムや多様な建築要素、インディーながらの完成などが好評を得ている模様であった。

と、いうのも本作を手掛けるのはたったひとりのユーザー・Greg Styczeń氏が情熱をかけて手掛けたプロジェクト。リアルタイムストラテジーRTS)ゲームのファンであったGreg Styczeń氏はずっとRTSゲームを制作したいと考えていたそうで、本業の動画クリエイターとしての活動の傍ら、UE4を勉強しゲームを開発。

のちにSlavic Magicという小規模なスタジオを立ち上げて、少人数・低予算のなかゲームを完成させたという。ほかにもUnreal Engine公式サイトには開発者インタビューが掲載されているので、興味があればあわせてチェックしてみると良いだろう。

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(画像は『Manor Lords』Steamストアページより)

また、本作はリリースを記念して5月11日までの期間25%オフの税込3735円で販売中。日本語表示にも対応しているため、この機会にプレイしてはいかがだろうか。

『Manor Lords』Steamストアページ