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プラットフォームはメルセデス・ベンツ or 吉利汽車?

スマートは、小型車「フォーツー」の次世代モデルの設計作業を開始した。同社の経営幹部らが認めた。

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チーフデザイナーであるゴーデン・ワグネル氏によると、新型フォーツーの開発が「プロジェクト・ツー(Project Two)」というコードネームで始まったという。

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スマート・フォーツー

近年のネーミング戦略から、量産型では「#2」という名称になると予想されている。

ワグネル氏は、スマートが#5といった新しいSUVモデルを投入する中で、「(フォーツーは)ブランドのIDにとって重要な部分です」と語った。

スマートは、ドイツメルセデス・ベンツと中国の吉利汽車が50:50で出資する合弁会社であり、#2のプラットフォームをどこから調達するかが注目される。

欧州の自動車専門メディア、オートモティブ・ニュース・ヨーロッパ誌の報道によると、スマートのディルクアデルマンCEOは「2か月前、2人乗りシティカー向けの新しい専用プラットフォームの開発に着手したが、このビジネスケースを実現するにはパートナーが必要だ」とコメントしたという。

このような小型車を採算の取れる形で生産することは決して簡単ではない。ワグネル氏は弊誌の取材で、その難しさを強調しつつ、「ビジネスモデルにとって良いことではありません。そのため、3世代で生産が終了しましたが、スマートのファンの心にはずっと残っていました」と語った。

2014年に投入された直近世代のフォーツー(および4ドアのフォーフォーフォー)は、ルノー・トゥインゴとプラットフォームを共通化していた。

フォーツーの独特のスタイリングは、新型車でも継承されるようだ。

「ブランド力が高ければ高いほど、それを使って遊ぶことができます。スマートには、その自由があります」とワグネル氏。

また、スマートは小型車に限らず、ラインナップを拡大していく可能性も示唆されている。

「スマートは新しいSUV(#5)を投入しました。他に何が残っているでしょうか? スポーツカー、2シーター、リムジン? 実際にやってみないとわかりません」


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