皮膚の一部が脱色されたように白くなってしまう「尋常性白斑」と診断された飼い犬のビフォーアフター写真が米国の掲示板サイト『Reddit』に投稿され、「同じ犬なの?」「信じられない」といった驚きの声があがっている。犬の被毛は、約2年半で黒から真っ白に変わっていたのだった。ネットメディア『Oddity Central』などが伝えた。

マット・スミスさん(Matt Smith)が飼っているオス犬バスターBuster、4)”は2021年、後天的に皮膚や被毛の色が抜けて白くなる「尋常性白斑(白斑)」と診断された。これはメラノサイト(色素細胞)が激減したり消失することで発症し、命に関わることはほとんどないものの進行性という。

黒い被毛のバスターの場合、白い部位が最初に現れたのは、目、鼻、顎周辺だったそうで、マットさんは獣医に「皮膚が炎症を起こしたりしていないか注意深く観察するように」と言われたそうだ。

そして診断から9か月が経過すると、バスターの顔は黒と白のまだら模様に変化し、マットさんが『Reddit』に2022年8月、 白斑の症状が出る前と、9か月後の2枚の写真を並べて投稿したところ、次のようなコメントが寄せられた。

「どちらの写真も美しいわ。」
「同じように白斑だったマイケル・ジャクソンを思い起こさせる。」
「過度な日焼けに注意して! 皮膚がんを発症するリスクが高いから」
「私も白斑。甲状腺疾患にも気をつけているの。」
「この子はまだ2歳でしょう? 2年後にどのように変化するのか見てみたいわ。」

そうして今年4月、マットさんはバスターの被毛が黒から白へと変化する7枚の写真を投稿し、「バスター(4)は過去2年半で、黒い被毛から完全に真っ白に変わってしまった」と言葉を添えた。

この投稿では当初、バスターの顔と足先にしかなかった白い被毛が、徐々に身体全体を覆っていき、2年半後にはまるで別の犬のように変化するのが見て取れ、「これは同じ犬なの?」「写真を見せられなかったらきっと、信じなかったと思う」「ワオ! これまでのRedditの投稿の中で最も魅了された写真だよ。最初はフェイクかと思ったけどね」「ゴージャスだわ」「ここまで真っ白になるなんて!」といった驚きの声が多数届いていた。

なおマットさんによると、バスターは被毛が白くなっても以前と全く変わらずに人生を楽しんでいるとのことで、白斑による健康への深刻な影響はないという。

ちなみに2020年にも、1年で体全体が黒と白のまだらになった「尋常性白斑」の黒のラブラドール・レトリバー、“ブレイズ”が話題になった。飼い主のInstagramよると、ブレイズは被毛がまだらの状態で真っ白くなることはなく、2021年9月15日に11歳5か月で亡くなったという。

画像は『IndiaTimes 「These Are Photos Of The Same Dog, Two Years Apart: Here Is What Happened」(Reddit)』『TallyMatty Reddit「My boy Buster(4yo) has completely changed from black to white over the course of the last 2.5 years.」』『Bored Panda 「“Blaze Is A Pure Black Labrador Retriever, But He’s A Little Different From The Others” 」(Image credits: blazethedog__)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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