株式会社PHP研究所京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、『13歳からの自分の心を守る練習』(谷本惠美 著/税込 1,650円)を、2024 年4月25日に発売しました。本書は、30年以上にわたり、悩み傷ついた人に寄り添い続けてきたベテランカウンセラーが、「集大成としての一冊」としてまとめた最新刊です。子どもから大人まで、心のしなやかさを身につける手助けをしてきた著者が、その経験からたどり着いた15の「自分の心を守る技術」を解説します。大型連休明けや月曜日に調子を崩しがちな五月病が気になる季節にお届けする、心のケアブックです。



SNS時代に身につけたい自分や他人との適度な距離感


本書は、思春期に入る13歳から大人までずっと役に立つ「生きる力」が身につく本です。今の世の中は、インターネットやSNSがどんどん進化し、だれとでもつながれる一方で、だれかと比べて自分を見失いがちでもあります。著者がカウンセラーとして33年、スクールカウンセラーとして18年、多くの相談者と接してきた中で実感しているのは、どんどん言葉に傷つきやすい時代になってきていることです。そんなときに必要なのが、「自分の心を守る技術」を知ることと、自分・他人との距離感を身につけることだと、著者は本書の「まえがき」で述べています。


「本当に大切で効果がある」メソッドを会話形式で解説


「これは本当に大切だ」「しかも効果がある」。著者がカウンセラーとしての豊富な経験の中でたどり着いた自分の心を守る技術は、たったの15種類です。自分とのつきあい方、頭と心の休ませ方、他人や親との関係、考え方や行動など5章に分類して、基礎の基礎から丁寧に記しました。自身も10代で挫折した経験を持つ編集者のKとの会話形式で構成し、読者はこのKに自分自身を重ねることで、あたかも自分が著者と対話しているように感じられ、より理解が深められるようになっています。


この本の登場キャラクター
この本の登場キャラクター

【本書で解説する心の技術】
1 過去を振り返って成長を実感する
2 小さながんばりを集めてみる
3 自分をまるごと受け入れる
4 どう生きたいか自分と向き合う
5 好きなことにどっぷりつかる
6 自分に許可を出して堂々と休む
7 相手の事情を想像してみる
8 しんどい人からは黙って逃げる
9 悪意ある言葉はスルーする
10 別の世界に目を向けてみる
11 親の言葉は取捨選択していい
12 自分の人生は自分で選んでいい
13 境界を意識するとトラブルが減る
14 境界線の内側の今できることに集中する
15 一人で抱え込まずだれかに話してみる


著者プロフィール


谷本惠美(たにもと えみ)
一般社団法人日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー
1962年大阪府生まれ。1991年、カウンセリングルーム「おーぷんざはーと」を設立。カウンセラーとして33年、スクールカウンセラーとして 18年の経験がある。得意分野は、家族・子育て・職場の問題。特に、モラルハラスメント問題に力を入れて取り組み、理解を深める活動や被害者支援にたずさわる。著書に『カウンセラーが語るモラルハラスメント』(晶文社)などがある。
カウンセリングルーム「おーぷんざはーと」 https://othpage.com/


【書誌情報】


『13歳からの自分の心を守る練習』書影
『13歳からの自分の心を守る練習』書影

タイトル:13歳からの自分の心を守る練習
著者:谷本惠美
判型・製本:四六判並製
ページ数:192ページ
定価:1,650円(税込)
発売日:2024年4月25日
ISBN:978-4-569-85679-7
発売元:株式会社PHP研究所


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