『第九回 声優アワード』授賞式が7日、都内で開かれ新人賞を受賞した声優・斉藤壮馬が登壇した。

 本賞は、その年度に「最も印象に残る」声優や作品を対象に、その業績を称える本格的な「声優を対象とするアワード」として2006年に創設。声優を表彰するものとしては業界最大の舞台を提供し、声優地位の向上に寄与することを目的としている賞となる。

 斉藤は、昨年放送されたノイタミナ枠の渡辺信一郎監督の作品『残響のテロル』でツエルブ/久見冬二役が「明るさと純粋さ、内に秘めた残酷さと、繊細な感情表現が光る演技でその存在を示した」ことから本賞の受賞となった。

 タキシード姿で登壇した斉藤。「本当に栄誉ある賞に光栄に思っております。高校生のころ、自分が苦しい時にアニメーションや映画をたくさん観て掛け値なしに救われたと思ったこと、そして自分もそちら側に立ちたいと思ったことを今でもよく覚えています。昨年1年は本当にたくさんの縁に恵まれた年で、ここにこうして自分が立てるのも、応援してくださるファンのみなさま、事務所スタッフのみなさま、そして先輩方、友人、家族のみなさんとの縁と出会いのおかげだと思っております。今後はここで満足することなく、さらに、この縁をより広い世界につなげていけるように精進してまいりたいと思っております」と、スピーチしていた。

 ほか、新人賞受賞者には逢坂良太花江夏樹雨宮天上田麗奈洲崎綾が輝き登壇となった。