ミランに所属するDFシモン・ケアーのシーズン終了後の退団は決定的なようだ。29日、デンマークメディア『Bold.dk』が報じている。

シモンロッソネロを去ることになるだろう。両者が選択を共有している。議論の余地はない」と、シモン・ケアーの代理人を務めるミケル・ベック氏が語った。現在35歳の“おとぎの国の守り人”は、母国のミッティランでプロキャリアを始めた後、ヴォルフスブルクやリール、セビージャミランなど6カ国9クラブに在籍。また、2009年にデビューを果たしたデンマーク代表では主将として牽引するとともに、同国代表歴代最多出場数の保持者でもある。

 2020年1月に加入したミランでは、ここまでクラブ公式戦通算120試合に出場。また、2020-21シーズンには8年ぶりのチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献し、翌2021-22シーズンには11年ぶりのスクデット戴冠をも経験した。ここ2シーズンは負傷に悩まされ続けた中、現行契約が満了を迎える今夏にミランでの冒険を終えることを決断したことを明かした同選手の代理人は「彼が4年以上もプレーすることを愛してやまなかったクラブとの別れとしては、自然なタイミング」とし、以下のように述べている。

シモンは何年も前から、いつかミランプレーしたいと言っていたよ。実際に、キャリアで最も多くの試合に出場したクラブはここだ」

「彼はミランイタリアサッカー界のトップに戻すことを望み、それを実現させた。2022年にスクデットを獲得し、昨年にはチャンピオンズリーグ準決勝に進出したようにね」

 なお、新天地については「彼はキャプテンとしてEUROを戦い、それから来年のことを決めることになる」と、まずはデンマーク代表として出場するEURO2024に集中するようだ。

シモン・ケアーのミラン退団が決定的に [写真]=Getty Images