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いくら休日が少ない会社でも、社員が過労で倒れるほどでは生産性は却って下がってしまう。ちなみにカレンダー通りに土日祝を休日にした場合、年間120日は休みになるが、50代男性(大阪府/サービス・販売・外食/年収300万円)は、過去に休日日数の極端に少ない会社に入社してしまった。

その会社は、面接の段階で年間休日を教えてくれず、

「最低105日はあると思っていたら入社後に91日と知った」

と明かす。(文:林加奈)

「休憩時間は絵に描いた餅のようなものだった」

年間休日91日は、シフト制で1日7~8時間働き、週1~2日休むという働き方をする場合にあり得るが……。男性は当時の衝撃をこう振り返る。

「91日は少なすぎると思ったが、休憩時間を1時間半、実働時間を7時間半にして休日を少なく調整していた」

休日数が少ない分、休憩時間を増やして実働時間を短くするせこい方法とっていたようだ。

「休憩時間は60分と30分に分けて休憩することになっていたが、人手不足のこともあって30分の休憩はほぼ取れないばかりか、60分の休憩すら取れないことも多く、休憩時間は絵に描いた餅のようなものだった」

と実際には休憩時間などほとんどなく、労働時間は短縮などされなかった。

休みが少なければ、その分疲労が蓄積していく。男性はその会社に1年しか在籍していなかったが、そのうちの2か月間は過労のため休職を余儀なくされたという。

「これでは毎年2か月は休まないといけないことにもなりかねず、将来のことを考えると早々に辞めるべきと判断して年間休日120日の会社に転職した。あのまま仕事を続けていたら少ない給料と少ない休日で何もできなくなっていたかもしれない」

と、転職した経緯を安堵したように綴った。

※キャリコネニュースでは「『この会社もう無理!』と思った瞬間」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/XLVYZO65

面接で年間休日を教えてくれない会社は要注意!「入社後に年間休日91日と知った」 過労で休職した男性の決断