ロサンゼルス・ドジャースアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でハチが大量発生したことで試合開始が遅れる珍事が起きた。

【画像】大量に集まったハチのかたまり

 チェースフィールドのバックネット上部にハチが大量に固まっていることが分かり、その駆除のために試合開始を延期。大谷翔平選手含め、両陣営の選手たちが興味深く見つめる中、ハチの駆除業者を待つ展開に。「BEE DELAY」(ハチのために遅延)という珍しい理由にネットでも注目が集まった。

 球場には「ハチ(Bee)」にかけてかビートルズの「Let It Be(なるようになるさ)」が流れる中、試合開始予定時刻から約70分経過したあたりでハチ駆除業者が防具服や駆除道具とともにカートに乗って登場。待ちに待った救世主に球場は大歓声に包まれた。

 駆除業者の男性はクレーンでハチが集まっているところに上昇すると、「Holding Out For A Hero」が流れる中、掃除機でハチを吸い取り駆除を完了。ガッツポーズで歓声に応えると、バックスクリーンにも「THANK YOU BEE GUY」と映し出された。ノリがすごい。

 そのまま駆除業者の男性は始球式にも登場。見事な投球を披露して仕事を終えてマウンドをあとにした。試合は当初より1時間55分遅れで開始している。

 なお、大量に集まったハチは新しい女王バチが働きバチを引き連れ集団で引っ越しをする分蜂と見られている。

画像はダイヤモンドバックス公式Xより