山﨑賢人

公開中の映画『陰陽師0』に魅了される人が続出している。主演を務めるのは、山崎賢人(※「崎」は「たつさき」が正式)。

多くの実写化作品に起用されている山崎だが、原作者からの評判はというと…。

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■『陰陽師』シリーズのオリジナルストーリー

陰陽師0』は、平安時代に実在した「最強の呪術師」安倍晴明の活躍を描いた夢枕獏氏による『陰陽師』シリーズが原作で、晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いたオリジナルストーリー。若き日の晴明が、皇族を襲う怪奇現象の解決を依頼してきた貴族と反目しながら、都を巻き込む陰謀に対峙していく。

主人公・晴明を山崎が演じる。4月19日の公開以降、高い人気を誇っている。

 

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■「またアイツ…」批判を覆す評価

山崎といえば、2014年の『L・DK』や17年の『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』、19年の『キングダム』、今年1月の『ゴールデンカムイ』など、人気漫画の実写映画に多数出演していることでお馴染み。

ある芸能事務所関係者は、「以前は、山崎さんが漫画の実写化に起用されると、ネット上で『またアイツか…』と否定的な反応を示す人も見受けられました。ですが、どんな作品にもマッチする彼の演技が認知され、今では『山崎賢人なら見たい』という声が増えた印象です」と、山崎の演技を評価する。

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■地道な役作りに定評

「漫画実写請負人」になりつつある山崎。巧みな演技力は地道な役作りに裏打ちされている。

「アクションシーンのために夜遅くまで練習したり、コーヒーを何杯も飲んで歯を黄色くするなど、細部まで妥協しません。『ゴールデンカムイ』では、強靭な肉体を持つ主人公・杉元佐一を演じるため、炭水化物を多めに摂取し、筋トレを重ねて半年で10キロも増量したんですよ」(前出・芸能事務所関係者)。

ストイックな姿勢も高く評価される理由の一つだろう。

 

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■原作者に対する態度に驚きの声

漫画の実写化は、原作者が描いた世界観を壊さずに表現することが重要だ。山崎はその点でも抜かりない。

「原作を細部まで読み込み、自分の演じるキャラクターはもちろん、物語全体を俯瞰した上で演じている印象です。もともと、山崎さんは誰に対しても礼儀正しいですが、原作者と会う際は特に敬意を持って接していると評判ですね。そんな彼の姿には驚かされます。“生みの親”からも、『山崎さんに演じてもらえて良かった』という声が多いんですよ」(前出・芸能事務所関係者)。

陰陽師0』の原作者・夢枕獏氏もメディアの取材に対して、「僕が想定していたよりも、ステージがはるかに上の仕上がりで、脚本も読んでいるのに、ストーリーもわかっているのに、泣いてしまいました」と、山崎をはじめとする出演者の演技を絶賛している。

これからも、山崎は作品を見る人はもちろん、原作者も魅了してくれるに違いない。

 

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『95』(テレビ東京系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。

山崎賢人、「またアイツ…」批判を覆した実写映画の評価 原作者に対する態度に驚きの声