リアリティー番組「ラブ・アイランド」などへの出演で知られる英タレントのダニ・ダイアーが、子宮内に装着した避妊リング「IUS(ミレーナ)」が体内で行方不明になり、手術を受けたことを明かしました。ミレーナは女性の子宮内に装着し避妊効果を得るものですが、その他にも月経困難症、過多月経の改善にも効果があり近年女性の体調を整えるための選択肢として利用されています。

【画像】3人の子どもと、夫のジャロッド・ボーウェン

●3児の母 選んだ理由は「友人の口コミがよかったから」

 現在27歳のダニは2021年1月、当時のパートナーの男性との間に長男を出産。その後2023年5月に、現在のパートナーであるウェストハム・ユナイテッドFC所属のサッカー選手ジャロッド・ボーウェンとの間に双子の娘を授かり、3児の母として育児に奮闘中です。

 ダニはTikTokへの投稿で、双子を出産したあと避妊の手段としてミレーナを選択したことを説明。実際に装着したのは約7カ月前、双子の娘たちが4カ月ごろのことで、友人たちが使用しており良い口コミしか聞かなかったから決めたそうです。

 そして実際、自身が装着してみた感想は「すごく気に入った。始めのころ、少しだけ痛みがあったけど、身体が慣れ始めているからだと思っていた」とダニ。こうして“身体が慣れる”のを待っているうち、状況は一変。「激しい腹痛が始まって、大量に出血してしまった」といいます。

 しかしそんな状況になっても、自身の体調については“過剰に気にしないタイプ”だというダニは病院に行くのを先延ばしにしてしまったそうです。そして2カ月前「ひどい腹痛」に襲われて、ようやく受診。何と医師は、彼女のミレーナが「行方不明」だと告げました。

●全身麻酔で手術が必要 でも実は「よくある話」

 驚くような出来事ですが、これは医師の責任ではなく「よくあること」だとダニ。レントゲンで骨盤内にあることが確認され、取り除くために「全身麻酔で、腹腔鏡手術を受ける必要がある」と説明しました。

 ダニの言うように、米国国立医学図書館によれば、ミレーナが元の位置から移動したという報告は多いとされています。しかしミレーナには“ひも”がついており、自身の指で膣内のひもに触れ、確認することが可能。

 ダニが腹痛に襲われる前後で、このひもが確認できていたのかについては言及しなかったため彼女のケースについての詳細は分かりませんが、通常はひもの存在が確認できればきちんと装着されている可能性は高いといえます。

●本人は「絶対に大丈夫」 経験者から集まったさまざま

 後日、ダニは別投稿で病院のベッドから手術が無事終わったことを報告。傷跡はとても小さく、「もしこういう道をたどる人がいるなら、絶対に大丈夫だと約束するよ」と仮に同じ状況に置かれる女性がいるとしても心配はいらないと勇気付け、「今日、家に帰って、ママに戻るよ」と日常生活に舞い戻ることを告げ笑顔で締めくくりました。

 このダニによる報告へ、多くの女性たちが自身の体験談もシェアし、いい面も悪い面も含めさまざまな意見が交わされています。

 なおダニのような“ずれ”や、妊娠、副作用の可能性に関しては日本国内でも複数のクリニックが少なからず起こりうる現象だとWeb上で説明しており、装着後は定期検診を受けるよう呼びかけています。

手術は成功したようでよかった(画像はTikTokから)