健康のためには、“1日5時間立つ”ことが良いという。オーストラリアの研究で、健康な心臓を維持するために座る、眠る、立つ、運動する最適な時間がそれぞれ判明した。

長時間動かないことでがんや2型糖尿病などさまざまな病気のリスクが上がることは頻繁に指摘されているが、今回の研究では、1日に座る時間は6時間が適しており、イギリスの人々が座る平均時間よりも3時間短い結果となった。

ちなみに、エクササイズは4時間(強度の高いものと低いものをそれぞれ2時間)、睡眠は8時間20分が理想的だという。

メルボルンのスウィンバーン工科大学の運動生理学の専門家で、同研究を実施したクリスチャンブレイクンリッジ博士はこう話している。

「生活の大半がスクリーンの前に座ることが求められる中、できるだけ動くことが推奨されるのは当然です」
「座る時間を短くし、立つ時間、運動、睡眠を長くすることで、心臓や代謝の健康を向上させるのです」