就活において、世間は「エンジニア」についてどのようなイメージを抱いているのか。レバテックが運営するITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント「レバテックルーキー」が調査を実施した。

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●「高収入」「長時間労働」を抑えた1位は?

 調査は2月9~15日にインターネットで実施。就活前の子を持つ保護者290人、2025年度・26年度に卒業予定の学生301人から回答を得た。

 エンジニアに対するイメージについて、学生の最多回答は「大学や専門学校等で専門分野を学んだ人が目指す職業である」となり40.2%に上った。「高収入を期待できる職業である」(24.3%)、「長時間労働や休日出勤が多いイメージがある」(23.3%)と続いた。

 保護者側の最多回答も「大学や専門学校等で専門分野を学んだ人が目指す職業である」となり51.4%を占めた。以降は「社会的需要の高い職業である」(31.0%)、「ストレスの多い職業である」(29.0%)となった。

 子どもが将来エンジニアを目指す場合、「賛成する」「どちらかというと賛成する」と回答した保護者は合わせて80.0%を占めた。

 賛成とした理由については「どのような職種でも、子どもの意思決定は応援したいから」(39.7%)が最多となった。「長く働き続けることができそうだから」(28.4%)、「安定している職業だと思うから」(25.4%)と続いた。

●就職先を決めるうえで重視してほしいことは?

 学生が就職先を選ぶ上で大事にしたいことについて、最も多い回答は「やりがいを感じることができるか」で23.9%。「仕事とプライベートを両立することができるか」(21.6%)が続き、仕事だけでなくプライベートも重視していることが分かった。

 就職先を選ぶ上で子どもに大事にしてほしいと思うことを保護者に尋ねた結果、半数以上が「子どもがやりがいを感じることができるか」(52.1%)と回答。保護者も子どもの就職先に対して「働く上でのやりがい」を重要視していることが明らかとなった。

 就活における相談のタイミングについて、約3人に1人の保護者が「目指す業界や選考を受ける企業について事前に相談してほしい」(40.3%)と回答した。また、「報告や相談は不要」と回答した保護者は6.9%と1割以下に留まる結果となり、子どもの就職活動に対する関心は高いことが分かった。

 一方で、学生側の意見を見ると、「入社を決めたあとに報告したい」「特に相談や報告はしたくない」とした人は合わせて24.3%という結果に。約4人に1人が保護者に相談することなく、自分で入社する企業を決めたいと思っていることが明らかとなった。

エンジニアに持つイメージは?