女優の柴咲コウが主演を務める、黒沢清監督による日仏共同製作映画『蛇の道』(6月14日公開)の場面写真が3日、公開された。

娘を殺した犯人を突き止め復讐することを生きがいとする男・アルベール(ダミアン・ボナール)と、彼に協力する心療内科医の小夜子(柴咲)。事件にある財団が関わっていることを知った2人は“徹底的復讐”を開始する。

この度解禁された場面写真は、アルベールと小夜子が財団の関係者たちを次々と拉致監禁し、拷問するシーンを捉えたもので、何者かに冷たい目線を向け、容赦なくナイフを振りかざす小夜子の狂気に満ちた姿も。医師として働く一方で、他人の復讐に協力する小夜子の本当の目的、復讐の先に待つ真実が気になる写真となっている。

終始感情が読めず、内なる狂気を秘めたこの難役を見事に演じ切った柴咲について、黒沢清監督は「彼女の鋭く怪しい眼差しと、野獣のような身のこなしが、この映画をオリジナル版にもましてミステリアスで深みのある作品に格上げしてくれました」と絶賛している。

【編集部MEMO】
映画『蛇の道』は、巨匠・黒沢清監督の最新作で、セルフリメイク作品。全編フランスロケ、フランス語で撮影された。何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)は、偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに、 殺意を燃やす。とある財団の関係者たちを2人で拉致していく中で、次第に真相が明らかになっていく。

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