中国国家宇宙局は先ほど、月面探査機「嫦娥6号」を搭載した「長征5号」運搬ロケットは3日午後の打ち上げ予定と発表しました。国家宇宙局は同日、中国南部の海南省海口市で「嫦娥6号国際搭載シンポジウム」を開催しました。パキスタンフランスイタリアなど12カ国の宇宙機関と駐中国大使館、国連、欧州宇宙機関(ESA)などから約50人が海南省で一堂に会して関連する協力について協議し、さらに、「嫦娥6号」の打ち上げに立ち会う日程が設定されました。

「嫦娥6号」の打ち上げは開放的な国際協力にチャンスを提供するものです。今回の打ち上げでは、欧州宇宙機関(ESA)の月表面の陰イオンを分析する科学機器、フランス国立宇宙研究センター(CNES)の放射性ガス「ラドン」の観測機器、イタリアのレーザー・コーナーリフレクター(特定方向に向けてのレーザー反射装置)、パキスタンキューブサット(立方体型の小型衛星)が搭載されています。会議では、出席した各国の科学者はそれぞれ科学搭載に関する特別報告を行いました。

各国からの参加者は「嫦娥6号」の打ち上げをめぐって展開してきた広範な国際協力を高く評価し、今後も月と深宇宙探査の分野において新たな協力を続けていくことで一致しました。(提供/CRI)

中国国家宇宙局は先ほど、月面探査機「嫦娥6号」を搭載した「長征5号」運搬ロケットは3日午後の打ち上げ予定と発表しました。