エレクトロニック・アーツは5月4日、無料バトルロイヤル「Apex Legends」のシーズン21「アップヒーバル」の情報を発表した。アップヒーバルでは、新レジェンド「オルター」の実装のほか、マップ「ブロークンムーン」のアップデート、期間限定の「ソロモード」なども追加される。
今回、発表に先駆けてインフルエンサー・メディア向けの先行体験会に参加してきたので、そちらもあわせて新シーズンの情報を紹介していこう。
壁や床、天井にポータルを作成
デスボックスからアイテムを強奪
新レジェンドのオルターは、スカーミッシャーの新レジェンド。別次元からやってきたレジェンドのようだが、どの次元からきているのかは不明。過去についてはあまり語らないレジェンドだそうだ。しかし、トレーラーにはホライゾンの写真が登場するため、彼女との関係はありそう。こちらは関係というよりかは執着といったほうが正しいとのことだ。どのような執着があるのかが今後判明するのかどうかも、現段階ではわからない。
また、広東語を話すシーンがあるため、中国の背景を持っているキャラクターということもわかる。そのほか、知識は力ということを知っていて、周りの人たちを操る能力にもたけているという(アビリティーというわけではなく人物像として)。今のところわかっていることは少ない、謎めいたレジェンドとなるだろう。
オルターのパッシブは、「GIFT FROM THE RIFT」。一定距離の場所にあるデスボックスであれば、壁やドアなども貫通して1つのアイテムが獲得できる。バッテリーがほしいけど近くに敵がいて取れない……なんてときに役に立ちそうだ。
戦術アビリティーは「VOID PASSAGE」。壁や床、天井などの表面にポータルを作成し、貫通して通り抜けることができる。ポータルは投げて設置するのだが、自身が届かない高さだと通ることができない。ポータルに入ると少しレイスのような虚空状態になり、ポータルの先に行けるといった感じだ。
体力が低くて逃げたいときなどは結構役に立ちそうなアビリティーだなと感じるが、ポータルに入って出るまでに少し時間のラグがあるほか、そこまで距離は長くないので、近くにドアがある建物などに逃げ込んだとしても、倒される確率は高いかもしれない。その反面、近くにドアがなくて入れない建物に逃げ込むときや、天井が低くて屋内から即外に出たいというときなどは、かなり強力なアビリティとなるだろう。
アルティメットアビリティーは、「VOID NEXUS」。まず戻り先のアイテムを床に設置し、離れた距離からポータルを開いて入ると、その設置したアイテムのところまで虚空状態で戻ることができる。これは味方も入ることが可能となっている。マップのローテーションに使用したり、チーム全体を回避させたいときに役に立ちそうだ。
これらのポータルについては、試せてはいないが敵も通過できるとのことなので、ポータルを開くタイミングなどは慎重に考える必要がありそうだ。
ソロモードが復活
アップヒーバルでは、ソロモードが6週間の期間限定で復活する。プレイヤーは1回のリスポーントークンが付与された状態で始まり、倒されても1度だけ復活することが可能だ。しかし、リスポーントークンが使えるのは4ラウンドまでで、それ以降はリスポーンできなくなる。
また、ソロモードでは敵が50m範囲に入ってきたら警告が表示されるため、ハイドはしにくい環境となっている。1マッチ50人での戦いとなっており、安置のサイズも調整されているという。
本作はチームでの協力が大事となるが、己自身のスキルを試してみたいという人にとっては、面白いモードになってくれそうだ。
ブロークンムーンが崩壊、POIも変更
マップについては、ブロークンムーンに変更が入る。とくに大きな変更は、中心の通路だったN.プロムナードとS.プロムナードがなくなり、代わりに大きなPOI「クアランティン ゾーン」が登場する。加えて、テラフォーマーとクアランティン ゾーンの間は、狭めのトンネル「ハズマット トンネル」でつながっている。
N.プロムナードとS.プロムナードは、マップ中心にあってなおかつ長い通路だったため、多くのチームが激突する必要があった。それを避けるために変更を加えたのだという。開発チームによると「この2つのPOIはプレイヤーにとって怖い場所にしたかったが、フィードバックを確認したところ、怖すぎたようだ」と話していた。
これに加え、マップ自体のバイオームが変わり、風景もだいぶ変貌を遂げているので、そのあたりは実際に確かめてみてほしい。
アップヒーバルでは、ケアパケ武器にディヴォーションが収納される。このケアパケ武器のディヴォーションを射撃訓練所で撃ってみたが、反動がかなり少なくとても強力な武器に感じた。
加えて、ウイングマンが通常武器に復帰する。しかし、拡張スナイパーマガジンをつけることができなくなっているほか、スカルピアサーは付けられず、代わりにブーステッドローダーが付けられるようになっていた。
以上が大まかなアップデート情報となる。このほかにも、細かな調整が入っているようなので、そちらはパッチノートで確認してほしい。
新たなレジェンドやモードの登場、マップのリワークなどが実施されるアップヒーバル。気になる方は、実装をまとう。
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