高所恐怖症には絶対ムリ!!!

ワイヤー付きハンドルを持って…

客室2階部分の先端にコクピットを備える「ジャンボ機」ことボーイング747。この旅客機は、万が一の際におけるコクピットからの緊急脱出の方法も、独特かつスリリングなものです。X(旧Twitter)やYouTubeなどでは、このデモの様子が公開されており、その様子を見たユーザーからは大きな反響が寄せられています。

747のコクピットからの緊急脱出には、コクピット左舷上方にある脱出ハッチを用います。掲載されている動画によると、脱出ハッチを開け、コクピット内上部にあるハンドルを取り出します。このハンドルを両手に持って、コクピットのハッチから飛び降りるという手順です。ハンドルは、コクピット室内とワイヤーでつながっており、飛び降りる際にワイヤーが伸びることで、落下スピードを大きく抑制するよう設計されています。

しかし、ロープ付きのハンドルというサポート機構があるとはいえ、747から脱出する際には、10m近い高さを持つ胴体最上部からほぼ生身の状態で飛び降りることになります。この様子を見た世界のユーザーからは、次のようなコメントが寄せられています。

・10回も観ましたが、すごく驚きました
・怖すぎやろこんなん
・すごいビデオだ…。
・パイロット、これ練習したりするの?
・こんなシステムあったんだ
・操縦室の天蓋からの緊急脱出ってこういう方法でやるのか!

なお、この747の脱出用ハッチは本来の用途以外で使用されるケースも。たとえば同型機をベースした旧日本政府専用機では、このハッチから国旗を掲げるなどのシーンが見られました。

ボーイング747(画像:ボーイング)。