自ら台所に立って料理をする3歳6カ月の息子との時間を記録した動画がInstagramに投稿され、「見ていてほっこりしました」「本当にすてき」と感動を呼んでいます。記事執筆時点で309万再生を突破。

【画像】涙を誘う母の思い

 投稿したのは、工程が少なくて簡単にできる幼児食レシピを公開している「ちゃ豆」さん。親子で一緒に台所で料理をする“台所育児”に注目が集まる中、ちゃ豆さんは実体験として本当にいいなと感じたことを映像とともに伝えています。

●母に見守られ、台所に立つ3歳息子

 動画では「お風呂入りたくない。だからご飯作ってあげる」と、かわいらしい理由でキッチンに向かう3歳6カ月の息子さんの姿と、すぐそばで見守るちゃ豆さんが映っています。保護者としての方針は「無理にはさせない、危ないこと以外手を出さない、完成度は求めない、急かさない」という4つを主に大事にしているそうです。

 この日息子さんが作るのは、きゅうりちくわの和え物。道具は、オピネル(OPINEL)のキッズ包丁と指を保護するプロテクトフィンガーなどをあらかじめ用意し、親側は調理中に手を出しそうになる気持ちをぐっと抑えて、同時に息子さんがケガをしないよう細心の注意を払っています。

 息子さんはお母さんが作っているのを何度も見ているからか、調理法や道具の使い方をしっかり把握している様子。きゅうりのカットでスライサーを使う際には、うまく使えず「やって~」となる場面もあり、「はやい! なんでお母さんはやいの?」「ん? 慣れですから」なんて和む親子の会話もありました。

 ちくわを包丁でゆっくりカットしたら、塩をかけておいたきゅうりの水分をしぼって、仕上げの味付けへ。かつお節を入れて一生懸命混ぜたあとは、味見して「おいしい!」とうれしそうに笑います。作業中の真剣な様子と完成後の笑顔にこちらもほっこり!

●「おいしい」が響く幸せな食卓

 その後も食器を選んだり、お母さんに味見してもらったり、最後まで台所仕事を立派に終えた息子さん。お風呂にもちゃんと入り、さらに夕食の食卓で「おいしい」と言うお父さんに「自分で混ぜたんだ」と誇らしげに伝え、お母さんに「また一緒に作ろう」と話すかけがえのない家族の光景に、たまらずうるっときます。

 何でも自分でやりたいとなる子どもの時期。ちゃ豆さんは、興味を持ったときにチャレンジして家族や周りから喜ばれた経験が、料理の楽しさや作った人の気持ちがわかるようになるといったことにつながることを願いつつ、コミュニケーションのひとつとして大切にしようと思ったことを伝えています。

●胸が熱くなると反響

 コメント欄では「本当にすてきで涙が出ました」「もっと娘に付き合ってあげよう。自分で、を大事にしてあげよう。そう思いました」などの声が寄せられ、また子どもの料理に関しても「危ないから…とキッチンのお手伝いを避けがちだったんですが、子ども包丁と手のガードするのを買って、積極的にやっていきたいと思いました」「勉強になります」といった声が寄せられています。

●レシピや動画をもっと見る

 5月15日には、ちゃ豆さんの初書籍『炊飯器でかんたん!ちゃ豆さんちの幼児食レシピ』が宝島社から発売。こちらはInstagramで大きな反響があったレシピから新作レシピまで、手間なし炊飯器レシピがたくさん収録された一冊となっています。

動画提供:ちゃ豆(@chamame.log)さん

母に見守られ、きゅうりをカットする3歳の男の子