先ごろ、女性らしいボディラインと健康的な筋肉の美しさを競うコンテスト『ベストボディ・ジャパン(BBJ)』が開催された。過去にはアイドルとして活動し、現在はアパレル勤務をしながら芸能活動もする藤井聖羅さん(24/取材時)は、今回がコンテスト初挑戦。トレーニングで鍛えた「お尻を見てほしい」という自慢のスタイルを披露した。

【全身写真】プリッと上がった美尻も…162センチのスラリとした美ボディを披露した藤井聖羅さん

◆コンプレックスだったお尻が武器に…写真を撮られるのが楽しい

――ボディメイクを始めたきっかけを教えてください。

【藤井聖羅さん】 アイドルとして芸能活動をしていたことがあるのですが、モデルになりたかった頃に、まずはボディメイクで身体を鍛えて、きれいなモデル体型になりたいと思ったことがきっかけです。もともと細身でダイエットをしたことはありません。

――ボディメイクを始めてスタイルは変わりましたか?

【藤井聖羅さん】 体重はほとんど変わっていないのですが、体脂肪を減らしてと筋肉量を増やしたので、メリハリがある身体になりました。以前とは見た目がぜんぜん違います。

――スタイルが変わったことは周りの人に気づかれますか?

【藤井聖羅さん】 気づかれます。「筋肉質になった」とよく声をかけられます。もともとスタイルは良い方だったのですが、「今まで以上にきれいになった」と言われた時は、嬉しかったです。トレーニングを頑張っている姿を知っている人からは、「ストイック」「努力家」と褒めてくれることも多いです。

――過去には言われて傷ついたり、悔しかったこともありますか?

【藤井聖羅さん】 細身なのですが、ストンとした真っ直ぐでメリハリがない身体つきで、「お尻がない」とよく言われていました。ペタンとしたお尻がコンプレックスで、気にしていました。

――いまはそのコンプレックスは解消できていますか?

【藤井聖羅さん】 筋肉がついて、丸く成長したお尻は、いまでは武器になっています。写真を撮られるのも楽しいですし、SNSに自分の写真を載せるのも楽しい。ボディメイクをやってよかったと思っています。

――芸能活動のプラスになっていそうです。

【藤井聖羅さん】 女性ファンがすごく増えました。TikTokライブやSNSの配信ライブをやっているのですが、コメントをたくさん寄せられます。トレーニング方法を聞かれたり、女の子にスタイルを注目されているのを実感します。

――男性からのリアクションも増えましたか?

【藤井聖羅さん】 もちろんそれもあります(笑)。筋トレ動画を載せるとすごく反応が良いですし、外国人の方も増えています。見てくれる方の層が広がった感覚があります。あと街を歩いているとよく声をかけられるようになりました。ボディメイクは良い影響しかないです。

◆バックポーズがアピールポイント、丸みがあってキュッと上がったお尻を見てほしい

――自慢のボディパーツを教えてください。

【藤井聖羅さん】 脚の細さと、鍛えて上がったお尻です。丸みがって、キュッと上がったお尻をしっかり見てほしいです(笑)。大会では、後ろからお尻を見せるバックポーズはアピールポイントですね。お尻は本当に成長したと感じています。

――いまの課題はありますか?

【藤井聖羅さん】 お腹ですね。だいぶお尻が丸くなって、お腹とのメリハリはついてきたのですが、腹筋が弱く、呼吸もまだ弱いので、お腹の力が抜けてしまうことがあって、そこを強化したいです。


――目標にしている人はいますか?

【藤井聖羅さん】 昨年の『BBJ』で優勝したディヤナさんです。長身で細身だけど筋肉があるスタイルが羨ましいです。いつもSNSをチェックしていて、髪型も真似してみたり、すごく影響されています。

――ボディメイクが日常生活のなかで役立っていることはありますか?

【藤井聖羅さん】 階段を上がるのがぜんぜん苦じゃなくなって、エスカレーターを使わなくなりました。アパレルのお仕事は重いものを持つ力仕事もあるのですが、それが楽に感じるようになりました。筋トレにもなるので、いいかなと思っています。

――ストイックな生活の中、がんばれるモチベーションは?

【藤井聖羅さん】 もともと負けず嫌いな性格というのもあります。ステージでキラキラしている人たちを見て憧れる中、ステージに立ちパフォーマンスができる人は限られている。それを経験し、いろいろな人に励まされる中、モチベーションを保ち続けていくことができました。

(文/武井保之)

美ボディ大会『ベストボディ・ジャパン』出場の藤井聖羅さん(写真/片山よしお (C)oricon ME inc.)