倫理学の思考実験「トロッコ問題（トロリー問題）」において全員が無事になるためにはどうすればいいのかという問いがX（旧Twitter）に投稿され、ユーザーたちが考えたさまざまな解答が集結。斬新な発想が続々と寄せられ、まるで大喜利のような盛り上がりをみせています。
●“全員が無事だった”のはなぜ？→斬新な解答続々
謎解き作家のあさよるさんは、謎解きとして「トロッコ問題」を連想させる問いを投稿。トロッコと線路が描かれた図は、片方の線路に5人が、もう1つの別路線で1人が寝転んでいる状況となっています。
問題の内容は「線路に寝転んでいる6人がいる。トロッコが暴走し始めたが全員無事だった。一体なぜ？」というもの。条件として「トロッコが人にあたると無事ではいられない」「人は線路から動かない」「トロッコは脱線しない」の3つが設定されており、文章だけ読むと誰かしらひかれてしまいそうですが……？
この難問に対し、Xでは想像以上に多種多様な解答が。「暴走の意味が精神的な方だったから」とトロッコの“心の不調”を想像するナナメ上の解答や、「トロッコが分岐ポイント辺りまで来るのに8万年くらいかかる」というSFめいた解答、「トロッコに当たり判定が無かった」というゲーム的な発想の解答など、斬新なアイデアが多く寄せられました。
中には「『トロッコは脱線しない』とは書いてありますが『トロッコは離陸しない』とは書かれていませんね（違）」と、途中で飛ぶための何かを授けられた可能性や、「上側の1人の名前が『トロッコ』で――」と実は人名を指していた可能性を疑う声も。みんな発想が豊か過ぎて“トロッコ”がエラいことになってる……。
なお、謎制作者のあさよるさんは「実はトロッコは右から左に進んでいて人にぶつかることはありませんでした」という想定解を上記の問題と一緒に（代替テキストにて）投稿しています。言われてみれば……！ また一部ユーザーでも「人がいる方向にとは書いてないからセーフ」と同様の解答にたどり着く人も現れていました。
あさよるさんのXのハイライトではこの他にも面白い謎解きが公開中。以前には自力で解けると気持ちいい“ひらめきクイズ”が話題になりました。
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