駅の「●番ホーム」といった数字が最も大きいのは、どこの何番なのでしょうか。実は今春、日本一大きな数字と同じ数字を持つホームが、別の駅で新たに誕生しました。

実際にそんな多くのホームはない!?

駅ホームには利用者が分かりやすいよう番号が振られていますが、この番号が最も大きい駅はどこでしょうか。

結論をいえば「34番のりば」で、1994(平成6)年以来30年にわたって使われているJR京都駅です。発着するのは山陰本線嵯峨野線)で、「さんいん」にかけてホーム番号も「30」番台にしたとされています。

ただし2024年3月、もう1駅「34」を割り振られたホームが誕生しました。JR敦賀駅福井県敦賀市)の北陸本線です。米原方面への特急列車が発着します。

敦賀駅では新幹線特急列車、そのほかの在来線でホーム番号を分けています。具体的には10未満がそのほかの在来線、10番台が新幹線、30番台が特急列車です。ちなみに20番台は留置線に割り振られており、営業列車は発着しません。

京都駅敦賀駅ともに番号だけを見れば最大の数字が使われていますが、必ずしもホーム数が34か所あるわけではありません。語呂合わせのためや運行の便宜上、欠番が生じているからです。では、ホーム数が最も多い駅はどこでしょうか。

それはJR東京駅です。ホーム番号こそ「23」(東北新幹線などが発着)が最大ですが、ホーム数は在来線が18、東海道新幹線が6、東北新幹線などが4と、計28のホームが存在します。ただし地下ホームである総武・横須賀線京葉線は、それぞれ1~4番線ずつが地上ホームとは連番になっていません。

JR京都駅の山陰本線ホーム。のりば番号は「30番台」(画像:写真AC)。