連休明け6日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比35.90ポイント(1.16%)高の3140.72ポイントと反発した。昨年9月11日以来、約8カ月ぶりの高値水準を回復している。
 内外環境の改善が投資家心理を上向かせる流れ。中国景気の持ち直し期待や、米長期金利の低下基調が好感された。連休中に香港株が連騰したことも追い風となっている。(亜州リサーチ編集部)
 保険株が相場をけん引。中国太平洋保険(601601/SH)が4.3%高、中国人寿保険(601628/SH)が3.3%高、新華人寿保険(601336/SH)が3.1%高、中国平安保険(601318/SH)が2.7%高で引けた。
 消費関連株も高い。自動車の東風汽車(600006/SH)が6.6%、家電の海爾智家(600690/SH)が4.8%、チーズ生産の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が4.6%、ホテルの上海錦江国際酒店発展(600754/SH)が4.5%、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が3.5%、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が3.2%ずつ上昇した。医薬株、証券株、インフラ関連株、素材株、運輸株、ハイテク株、不動産株なども買われている。
 半面、石油・石炭株の一角はさえない。陝西煤業(601225/SH)が2.6%安、中国石油天然気(601857/SH)が2.5%安、中国海洋石油(600938/SH)が2.3%安で取引を終えた。銀行株の一角も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.67ポイント(0.26%)安の255.88ポイント、深センB株指数が1.91ポイント(0.17%)高の1109.56ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)