パリス・ヒルトン(43歳)は、“ブリングリング”窃盗団に狙われたことを、今では良かったと思っているという。

“ブリングリング”は、2008年10月から2009年8月にかけて、ハリウッドのセレブ宅を狙って、高級服、宝石、美術品、現金など300万ドル(約3億8000万円)以上を盗んだ10代の窃盗団。パリスは、狙われた被害者の一人だったが、今では自分が撮ったことを忘れていたプライベート画像を公開してくれた同グループに感謝しているという。

パリスは、フローント誌にこう語った。

「誰かが私の家に押し入って、自分の物をたくさん盗んだの」
「今ネットで見るたくさんの写真、今ではミームになっていて、あちこちで見られる象徴的な写真は、どれも世に出るはずのないものばかり」
ソーシャルメディアがある前の話よ。家に押し入られ、物を盗まれた、写真をネットで売られたり、またしてもプライバシーを侵害された」
「でもそこら中に出回っている写真を今見返すと、『少なくとも私はそれらを見ることができる!』という感じ」

同グループはドアマットの下から見つけた鍵でパリスの家に侵入したとされているが、2013年、ジャーナリストのナンシージョー・セールズは“ブリングリング”についての著書の中で、同グループがパリスが鍵を開けっ放しにしている隙に侵入し、ヒルトン家に代々伝わる家宝である200万ドル(約3億円)の宝石を含む物品を奪ったと述べている。

ほかにもリンジー・ローハン、オードリナ・パトリッジ、レイチェル・ビルソン、オーランド・ブルームブライアン・オースティン・グリーンなどの有名人が被害にあっており、この強盗事件はテレビ映画化されたほか、2013年にはソフィア・コッポラ監督によりエマ・ワトソン主演の「ブリングリング」という長編映画が製作されている。