中国メディアの極目新聞によると、中国のネット上に5日、中国の電気自動車(EV)メーカーの理想汽車(Li Auto)の車のドライバーが運転席を離れ、車を「無人走行」状態で自動走行させ、助手席には子ども1人が乗っていて、しかもシートベルト未着用で、道路の前方を他の車両が走行しているとする動画が投稿された。

理想汽車のカスタマーサービスは同日、極目新聞の取材に応じ、「現段階での運転支援機能は自動運転ではなく運転支援であり、(動画のように)ドライバーが運転席を離れる状況は非常に危険で、断固として根絶しなければならない」と回答した。

動画の投稿主は「公共の安全を完全に危険にさらす行為だ」と表明した。動画が撮影された正確な時間や場所は未確認だという。

中国のSNS上では、動画を見た人から「危険すぎる」「悪いのは自動車メーカーや先端技術ではなく、この子の親」「交通警察は何をしてるの?動画から車の持ち主を割り出して、厳しく罰して」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

中国のネット上に5日、車のドライバーが運転席を離れ、車を「無人走行」状態で自動走行させ、助手席には子ども1人が乗っていて、しかもシートベルト未着用だとする動画が投稿された。