今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『ドル円の裏でひっそりユーロ円が史上最安値を更新…』というゆはるさんの動画です。


 投稿者のゆはるさんが、歴史的な安値をつける日本円についてずんだもん東北きりたんの会話形式で解説します。

 4月29日、円安傾向の続いていたドル円相場が大きく動いたことが話題となりました。

 円相場は29日の午前10時半ごろに1ドル160円台をつけた後、突如円高方向に振れていき午後1時ごろに1ドル155円台となりひと段落。そこから午後3時ごろまでに1ドル157円台となったものの、もう一度円高方向に動き午後4時ごろには1ドル154円台になりました。絵に描いたような乱高下ですね。

 円相場の急激な値上がりに日銀が介入を行ったのではと話題になりましたが、「コメントは差し控える」というコメントだけがありました。

 円相場の乱高下でこの日のニュースはドル円の話題で持ちきりに。

 しかしその裏でひっそりと、史上最安値を更新したのがユーロ円です。

 ヨーロッパの単一通貨であるユーロは1999年1月に流通を開始。流通開始時の円相場は1ユーロ132円台でした。

 その後は円高ユーロ安が続き、2000年には1ユーロ88円台に。ここから円安ユーロ高へと転じ、2008年10月につけた1ユーロ169円台が長らくユーロ円相場の最安値でした。

 しかし4月29日円相場は1ユーロ171円台をつけて16年ぶりに最安値を更新。こうして対ユーロの円相場1999年のユーロ導入以降の最安値となりました。ところがドル円相場と同様、昼頃から円高方向に反転。一時1ユーロ165円台にまで円高が進みます。

 5月1日時点でドル円は157円台、ユーロ円は168円まで戻りました。ゆはるさんは、「どこまで円安が続くのか、ドル円相場と共にユーロ相場にも注目していきたい」とのことです。

 ゆはるさんの時事解説は、『ずんだもんの時事解説』というシリーズにまとめられています。他の時事解説にも興味があるという方は、どうぞこちらの動画をご覧ください。

視聴者のコメント

・こないだ株価が過去最高とか言ってなかった・・・?
・もう終わりだ猫の通貨
・製造業回帰はよう
・日銀ぼろもうけで草
・乱高下ってレベルじゃねーぞ
・為替介入以外の何があろうか
・誰だって言わない。俺だって言わない

▼動画はこちらから視聴できます▼

『ドル円の裏でひっそりユーロ円が史上最安値を更新…』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43730834

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