トッテナムのキャプテンを務める韓国代表FWソン・フンミンが、アンジェ・ポステコグルー監督への信頼を強調した。6日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 トッテナムは5日に行われたプレミアリーグ第36節のリヴァプール戦に2-4で敗れたことで、ニューカッスル戦(●0-4)、アーセナル戦(●2-3)、チェルシー戦(●0-2)に続いて4連敗を喫した。この結果、5位トッテナムと4位アストン・ヴィラとの勝ち点差は「7」のままとなり、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は厳しい状況となった。

 試合後、ソン・フンミンは「チェルシー戦よりははるかに良かった。特に難しい場所でもプレーをしようとした」と前試合よりは内容が良かったと振り返りながら、次のように続けた。

「明らかに彼らは非常に強いチームであり、特に失点する前までは非常にいい競争ができたと思う。当然失点したら、追いつこうとしてよりリスクを冒してプレーしようとするけど、厳しい結果となった」

「厳しい局面では団結しなければならない。これは僕たちにとってもっと団結して強くなる絶好の機会でもある。この4試合は本当に厳しかったし、1カ月にまとめられてしまったので状況はさらに悪化したように見える。僕たちは最後まで戦い続けるけど、それにしても厳しい午後だった」

 昨夏にポステコグルー監督が就任したトッテナムリーグ戦10試合終了時点で7勝2分け1敗で首位に立つなど、好スタートを切っていたが、負傷者が続出した影響もあり、調子を落としてしまい、トップ4入りの可能性が難しくなってしまったことで、現在では同監督への風当たりも強くなってきている。

 それでも、ポステコグルー監督の下で正しい道を歩んでいるかと聞かれたソン・フンミンは「間違いなくそうだ」と同監督への信頼を強調しつつ、さらなる改善を誓った。

「木曜日(チェルシー戦)は僕たちが望んでいた試合ではなかったし、とても残念だった。でも、リヴァプール戦の結果を見ると、非常に残念だったけど、正しい道を歩んでいると思う」

「これは監督の最初のシーズンであり、新しい選手たちがプレミアリーグプレーするためにやってきたことを忘れてはならない。誤解しないでほしいけど、4連敗したことはとても残念だが、僕たちはこのような痛みと結果を受け入れて、より良くなるために一生懸命努力する必要があると思う」

トッテナムでプレーしているソン・フンミン [写真]=Getty Images