任天堂は7日、2024年3月期の本決算発表と同時にコーポレート公式Xにて新型ハードに関する言及を行い、2025年3月期(〜2025年3月)までに発表する予定であることを明らかにした。

【ポスト】9年前に“NX”との仮称で明かされたSwitchの存在

投稿されたポスト(旧ツイート)では「2015年3月にNintendo Switchの存在を公表して以来9年ぶりにSwitchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行います」と伝えたのち、6月に実施予定の新情報発表配信のNintendo Direct内での発表は行わないことを明かし、30万いいねを超える反響を集めていた。

今回の発表はいわゆる“展開予告”であり、決算発表に合わせた140字未満の短いテキストではあったが、過去の公式発表に用いられた“言い回し”を振り返りつつ、多大な期待を寄せるゲーマーやファンが国内外で見受けられた。

例えば2011年、翌年に「Wii U」を発売することが初めて明かされた発表文書では主に「Wii 後継機」という表現が使われていたほか、前年2010年の「3DS」発表時も「ニンテンドーDSシリーズの後継機」と呼んでいた。一方、「Nintendo Switch」の場合はWiiWii Uに続くWiiシリーズの後継機ではなかったことから「全く新しいコンセプトのゲーム機NX(当時の社内開発コード)」という表現を初出時に用いていた。

そして今回、「Switchの後継機種」との文言が用いられていたことから、現行機を継承したものであることは決定的との見方がなされている。…が、この予想は単純にもとの発表を読むだけで理解できることは言うまでもない。これらを指摘したファンからは、さらに一歩進んで、現行機との「完全or高い後方互換性」の存在を予想し、期待を寄せていた。

後継機の互換性に期待抱くプレイヤーも

というのも、1週間ほど前にもSwitch後継機を巡って「Joy-ConやProコントローラーがそのまま使える」「ゲームカードも互換性あり」といった、互換性に関する不確定なリークを流布する投稿が話題になったばかりだった。前出の例では「後継機」と称していたWiiWii Uの際に、Wiiで使われていたゲームディスクやセンサーバー、各種リモコンWii Uでも利用可能で、極めて高い互換性を保持していた過去もあるため、今回の公式発表は先の予想に一定の期待感をもたらしていた。

近年のダウンロード販売の隆盛により、パッケージソフトにおける後方互換性は以前ほど求められてはいないかもしれないが、ハードウェア面、すなわち“コントローラがそのまま使えるかどうか”といった点では、新たに買い替の必要がないなど、魅力を感じるファンも多そうだ。

“年度内発表”明かされたSwitch後継機、互換性への期待大?過去の“言い回し”分析するファンも