Netflix映画「シティーハンター」から、主人公・冴羽獠を演じた鈴木亮平とヒロイン・香を演じた森田望智の対談特別映像(https://www.youtube.com/watch?v=aj5VpzsKrP4)が公開された。冒頭からまさに"相棒"らしい仲睦まじい2人の様子が垣間見え、鈴木と森田の本作に懸ける並々ならぬ思いや、今だから話せるストーリーの鍵となるシーンにおいてもたっぷりと語っている。

【写真】映画「シティーハンター」素敵なメイキングショット

それぞれの本作の推しポイントを語っていく中で、鈴木は「原作の良さをわかっているつもりだからこそ、『シティーハンター』の魅力を詰め込みたかったので、日本だからこそできるアニメや漫画の要素が入ったような世界観の中で、コメディシリアスな面もどちらもこだわって作り上げました。その二面性が僕の一押しです」と自信を覗かせ、森田も「みんなが知っている、シティーハンターの香ちゃんになっていくまでを描いている話だから、アクションやコメディシーンがあることによっていい意味でライトに楽しめる作品。今この世界に"シティーハンター"がいたら、きっとこんな2人なんじゃないかなって感じていました」と振り返った。

さらに、2人が語るそのシリアスなシーンにおいて、獠の相棒且つ香の兄でもある槇村秀幸(安藤政信)が、獠と香のまさに目の前で殺される重要な場面の話にも及ぶと、鈴木は「この作品は2時間内に収めないといけないということもあって、原作通りだとどうしても時間がかかってしまう。こういう『シティーハンター』のはじまり方なら2人(獠と香)がより短い時間でも相棒に辿り着けるのではないかと考えた」と、原作にはない本作ならではの重要なオリジナルシーンに込めた思いを語った。

また、原作ファンには知られるシーンだからこそ、そのシーンを撮影している時に初めて「あぁ、俺今『シティーハンター』の世界にいるんだ」と実感できた瞬間だったそう。「今でも覚えているのが、クリスマスの夜に槇村が死ぬシーンを撮影しているなんて、昔の自分はどう思うんだろうなって、すごくセンチメンタルな気分になった」と感慨深げに話すと、森田もそんな鈴木を目の当たりにした撮影時のことを振り返り「すごくグッときているんだろうなと伝わってきた。今思うと、改めて原作のあのシーンだからこその思いだったんだなと」と裏話も明かしている。

そのほか、世界中でも高く評価されているガンアクションシーンにおいて、鈴木でしかなし得ない銃の扱い方におけるこだわりも存分に語りつつ、原作ファンの中でも実写化でどう描かれるか期待されていた「100tハンマー」については、原作者の北条司氏が「(現実世界で)100トンのハンマーを持てるわけがないんだから、やるならちゃんと現実に落とし込んでほしいと言いましたね。作品世界の中にちゃんとリアリティをもたせてほしいというのが僕の希望なんです」と語っていた通り、映画の中でハンマーは自然に登場している。

このハンマー登場のシーンについて、鈴木が「森田さんはすごくハンマーの扱い方を練習してたなっていう印象があった」と語ると、すかさず森田が「だって亮平さんがハンマーはすごく大事だってめちゃくちゃ言うから(笑)。でも本当に、ハンマーって香ちゃんの代名詞だと思っています」とプレッシャーを感じていたと明かし、原作ファンの鈴木から太鼓判を押され森田が感謝を述べる場面も。

改めて本作の魅力を問われると、森田は「昭和の"もっこり"じゃなくて、令和の"もっこり"が私的にはすごくポイントだと思っていて、これは女性でも男性でもきっと気持ちよく笑っていただけるものになったんじゃないかと思っています」、鈴木は「きっと今は『シティーハンター』を知らない世代の人達が多いからこそ、ゼロからの出発の話で楽しめるし、この先どうなるんだろうなと思ったら漫画やアニメを読んで観てもらう楽しみ方もできるし、そんな風に初めての人にも楽しんでもらえるのが見どころの一つです」と締めくくった。

あわせて、キャストたちのクランクアップの様子や、ハンマー登場シーンの裏側を収めたメイキングスチールやオフショットが披露された。

笑顔あふれるメイキングスチールもお披露目 Netflix映画「シティーハンター」Netflixにて世界独占配信中 (C)北条司/コアミックス 1985