景気回復の兆しはまだまだ実感できないが、インバウンド人手不足で好景気に沸く地域は存在し、日本人が日本国内の稼げる地域に移動する「出稼ぎバブル」が起きているという。

 円安不況を尻目に稼ぎまくっている人々をリポート!

◆年に4か月は埼玉県へ出稼ぎへ

名古屋でテレオペのバイトをしていますが、時給は1400円。週40時間以上シフトに入れず、この仕事だけだと月収24万円程度です」

 と話すのは、愛知県在住の水谷三平さん(仮名・36歳)。

 現在もテレオペのバイトを続けるが、年に4か月は埼玉県へ出稼ぎ行く。

◆寮完備で稼ぎは1か月50万円以上

「2年前、求人サイトをながめていたら、川口市の事業者が日給2万円保証で解体作業員を募集していたので、興味本位で応募してみたんです。

 現場に出たら、親方も作業員もほぼクルド人。解体作業にはアスベストの除去も含まれていました。寮完備で稼ぎは1か月50万円以上です」

 バイトだけで稼いでいた頃と比べ、年収は100万円アップ。現在の水谷さんの大切な収入源となっている。

★応募条件:体力に自信のある40代までがベスト。

取材・文/週刊SPA!編集部

―[[稼げるニッポン]最前線]―


出稼ぎ先の解体現場。バイトだけで稼いでいた頃と比べ、年収は100万円アップ