U-23日本代表AFC U23アジアカップを見事に制し、パリ・オリピックの出場権を獲得した中、最後の1枠がまだ決まっていない。

大会スケジュールの変更もあり、アジアが最後まで出場国が1つも決まっていない状況の中、先日AFC U23アジアカップが終了。優勝した日本、準優勝のウズベキスタン、3位決定戦を制したイラクが出場権を獲得した。

これで出場16カ国のうち、15カ国が決定。残りの1枠は、アジア4位のインドネシアか、アフリカ4位のギニアに絞られた。

両国は大陸間プレーオフを戦う中、9日にはフランスのINFクレールフォンテーヌで試合が行われる。

アジアから4カ国目の出場を目指すインドネシア。しかし、主軸の招集が確定していない。

その選手は、インドネシア代表選手でもあるDFジャスティン・ハブナー。今シーズンからセレッソ大阪に加入した若きCBで、ここまで明治安田J1リーグでは2試合の5分間、YBCルヴァンカップの1試合にしか出場しておらず、その他は全てメンバー外という状況だ。

しかし、AFC U23アジアカップの出場もギリギリまで決まらないという状況に。C大阪に派遣義務はないためクラブの判断となるのだが、どうやらこの大陸間プレーオフにも参加できるかが決まっていないという。

インドネシア『Bola.com』によると、インドネシアのスポーツ大臣であるディト・アリオテジョ氏は、日本政府に対してハブナーの派遣を要請したとのこと。C大阪に対して政府を動かそうと考えているという。

ディト氏は、7日に駐インドネシア日本大使の正木靖氏の訪問を受けたとのこと。自身のインスタグラムに2ショットを投稿し、日本のU23アジアカップ優勝を祝福するとともに、ハブナーの派遣をお願いした。

「彼(正木氏)は、ジャスティン・ハブナーは日本でとても有名だと言っていた。2024年パリ・オリンピックプレーオフで、U-23インドネシア代表としてプレーできるように、セレッソ大阪にハブナー選手の許可を与えるよう、日本政府が奨励するように要請を歓迎します」

義務ではないため、スムーズには派遣していないC大阪。この行動がプラスに働くのか。ディフェンスの要の行方が気になるところだ。