格闘家・朝倉未来さんがYouTubeチャンネル「朝倉未来 Mikuru Asakura」を5月7日に更新。プロデューサーを務めている格闘技イベント「BreakingDown 12」のオーディションで、物議を醸していた“叛逆の悪童”ことレオさんの処遇について明言しました。

【画像】「BreakingDown」出禁と宣告されたレオさん

●言動が災いし「殺害予告」も……

 レオさんは2024年2月に「BreakingDown 11」へエントリーした際、イベントの前日記者会見で対戦相手に決まった歌舞伎町ホスト・咲人さんの隙をついて、背後から不意打ちの蹴りを食らわせるといった暴挙に。

 因縁の対決の果てでドローとなった試合後、インタビューに応じるや「普通に雑魚かった」と相手への敬意が見られない物言いを飛ばした結果、一部ネットユーザーから殺害予告を寄せられるなどの騒動に発展していました。

サングラスにガムをかんだ姿でイベント重鎮と対面

 朝倉さんがレオさんとスパーリングしている2月22日の動画以降、表立って姿を見せていなかったこともあり、「BreakingDown 12」オーディションでは、エントリー者にしてタレントのカウアン・オカモトさんが「レオって出禁ですか今?」と開口一番で質問。朝倉さんが複雑な面持ちで「出禁」と返答した後、レオさん排除に至るまでのいきさつを収録した映像も別途紹介しました。

 オーディション中に流された映像で、レオさんは同イベント審査員で“アウトローのカリスマ”として知られる瓜田純士さんと、COO(最高執行責任者)を務めている溝口勇児さんに呼び出されるも、サングラスをかけてガムをかんだ非常識な状態で2人と対面します。

 瓜田さんは「レオがこれまでやってきた振る舞い、自分も同じことやってきたから全くいえる立場じゃない」と一定の理解を示す半面、「世間の視聴者があまりにも見たくないっていう声とかやりすぎだっていう声が朝倉未来chのコメントにいっちゃってることが問題」「レオのかわいげがあったり頑張ってるところが見えてる俺らは『何でこんなにいわれるんだろう』って思うけど、世間はそこを見てないんだよ。残念なことに」と過激な振る舞いがある程度許容される同イベントにおいても、目に余る部分があると判断されていることを指摘。

 「レオの振る舞ってきた部分だけを見て『やりすぎだよ』と。非道徳的で後ろから蹴ったりとか、こうなっちゃったら、しばらくっていうか形上(形式上)は出禁になっちゃうよ」と出禁をやむなしとするコメントを残しました。

 溝口さんも「シンプルに格好いいか格好よくないか。憧れられるかそうでないか。格好いい男を目指す。未来くんも瓜田さんも格好いいじゃん。お前もそうなれると思うし、かくいう俺も格好いい人間でありたいなって思う」と自分の考える理想の男性像を示し、「『BreakingDown』出れる出れない関係なく、格好いい男を目指してほしいなと思ってます」とエールを送りました。

 レオさんは神妙な表情で「視聴者、未来くんとかにめっちゃ迷惑かけたなって思ってるし、その点に関しては申し訳なかったなって思ってます」と謝罪。格好いい男を目指すとしたものの、溝口さんから「未来“さん”な?」と口の利き方の部分で再度指摘を受けたのでした。

●過去に同じく出禁状態となった者もいた「BreakingDown

 同日に自身のX(Twitter)を通して「ごめんなさい」とコメントしたレオさん。動画の視聴者からは「レオ出禁神すぎる 1番待ってたけど1番無いだろうなって思ってた展開!」「レオの件、運営に声が届いて安心した。エンタメだとしても目に余る部分が多すぎた」「レオの出禁ありがとうございます。ちゃんと視聴者の声が届く運営最高!」と運営判断を支持する声が続出。

 その一方で、「頑張って更生してね! ごめんなさいって謝れるって事は一歩前進だよ!」「まだまだ全然これからや」「更生したレオが戻って戦うストーリーも面白いからそうなるまで楽しみにしてるね!」など、レオさんの“再起”へ大いに期待するといった声も多く上がっていました。

 なお、ギャングスターラッパーのSATORUさんもイベントをドタキャンして、ブラジルに無断で逃亡したために同じく出禁状態となっていましたが、運営サイドに直接謝罪して2023年11月の「BreakingDown 10」オーディションへ参加。流血の大乱闘を引き起こす事態となっています。

“悪童”の処遇について明言する朝倉さん(画像はYouTubeから)