今シーズン限りでドルトムントを退団するドイツ代表MFマルコ・ロイスは、メジャーリーグサッカーMLS)への移籍を検討しているようだ。8日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 現在34歳のロイスはドルトムントアカデミー出身で、2012年夏にボルシアMGから古巣へ復帰。以降はドルトムント一筋でプレーしており、度重なる負傷に悩まされながらも、ここまでクラブ歴代4位の公式戦426試合に出場し169ゴール130アシストを記録している。現行契約が6月末で満了となることから去就に注目が集まっていたが、今月に入り契約満了に伴う退団が決定。今シーズンが慣れ親しんだクラブで戦う“ラストイヤー”となる。

 新天地に注目が集まるロイスだが、MLS行きの可能性が浮上しているとのこと。この度『アスレティック』が報じたところによれば、アメリカ中西部のミズーリ州に拠点を置くセントルイス・シティがフリーエージェントでの獲得に向け、選手側と話し合いを行なったようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ロイスがドルトムント退団後にセントルイス・シティへ加入する可能性があると伝えている。

 なお、セントルイス・シティとの交渉は初期段階と見られており、ロイスは依然として複数の選択肢を検討中とのこと。現時点ではMLSの他に、トルコサウジアラビアに新天地を求める可能性もあるようだ。

 セントルイス・シティは昨シーズンのMLSウェスタン・カンファレンスを勝ち点「56」の首位で終え、今シーズンは14チーム中9位に位置。かつてドルトムントに7年間所属し、ロイスとも共闘した元スイス代表GKロマン・ビュルキも2022年夏から所属している。

今季限りでドルトムントを退団するロイス [写真]=Getty Images