押井守監督のOVA「天使のたまご」の4Kリマスター版の製作が決定した。公開から40周年を迎える2025年に向け、押井監督による監修のもと、35ミリのフィルム原版からスキャニングし、最新技術を用いて4Kリマスター化される。

同作は、押井が原案・脚本・監督を務め、天野喜孝が原案・アートディレクションを担当したオリジナル作品。水没した都市のなかで、たまごを抱き続ける少女と、奇怪な戦車から降り立った巨大な銃を抱えた少年の不思議な交流が描かれる。

なお、押井監督の実写映画「紅い眼鏡」も4Kデジタルリマスター化に向けてクラウドファンディングが実施中(https://motion-gallery.net/projects/red_spectacles )。目標金額の1000万円を超える2500万円以上の金額が集まり、すでにリマスター化が決定している。

「天使のたまご」の場面カット (C) 押井守・天野喜孝・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ