ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグのアタランタvsマルセイユが9日にアトレティ・アズーリ・ディターリアで行われ、3-0でアタランタが勝利。2戦合計スコア4-1で勝利したアタランタが決勝へ駒を進めた。

先週行われた1stレグでは、互いに譲らず1-1の引き分けに持ち込んでいた一戦。

クラブ史上初の決勝進出を目指すアタランタは、逆転勝利を飾った直近のサレルニターナ戦からスタメンを5人変更。ミランチュクやマリオ・パシャリッチ、GKカルネセッキらに代えてデ・ケテラエル、コープマイネルス、GKムッソらをスタメンで起用した。

対するマルセイユは、リーグ側の配慮によって先週末のスタッド・ランス戦が延期されており、6季ぶりの決勝進出へオーバメヤンやヴェレトゥ、クラウスら現状のベストメンバーで試合に臨んだ。

立ち上がりから主導権争いが続く中、アタランタは6分に最初の決定機を創出する。ドリブルで持ち上がったコープマイネルスがボックス内で倒されると、このこぼれ球を拾ったデ・ケテラエルがボックス左に流れながら飛び出したGKをかわしシュート。しかし、このシュートは左ポストに弾かれた。

以降は一進一退の攻防が続くなか、フィオレンティーナは24分にセットプレーの流れから立て続けに決定機を作る。右CKのこぼれ球をゴール前で反応したスカマッカが右足アウトサイドでシュートを放ったが、これがクロスバーを直撃。さらにこのセカンドボールをデ・ケテラエルがヘディングで合わせたが、シュートはGKパウ・ロペスの好セーブに阻まれた。

徐々に主導権を握り始めたアタランタは30分、デ・ケテラエルのパスをバイタエルエリア左で受けたルックマンがペナルティアーク左まで切り込み、シュート。ジゴにディフレクトしたボールがゴール右隅に吸い込まれた。

先制点で勢いづくアタランタは、36分にもスカマッカのパスをボックス右で受けたデ・ケテラエルが縦への仕掛けからシュートを放ったが、これはGKパウ・ロペスの好セーブに防がれた。

1-0で迎えた後半、先にチャンスを作ったのは1点ビハインドマルセイユ。50分、ムベンバのパスを右サイドで受けたクラウスがワンタッチで相手DFの裏へパスを送ると、ディムスティの裏を突いたエンディアイエに決定機を迎えたが、飛び出したGKの上を越すループシュートはゴール右に外れた

ピンチを凌いだアタランタは52分、敵陣左サイドでクリアボールを拾ったルッジェーリがルックマンとのパス交換でボックス左から侵入すると、カットインから右足一閃。強烈なシュートがゴール右上に突き刺さった。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、拮抗した展開が続く。するとアタランタは、試合終了間際に試合を決定づける3点目を奪う。95分、コンドグビアの軽率なミスパスを左サイドでカットしたE・トゥーレがドリブルでボックス左から侵入すると、そのままゴール右隅にシュートを流し込んだ。

直後に試合終了のホイッスル。ホームで3-0と完勝したアタランタが、2戦合計スコア4-1でマルセイユを下し、クラブ初となるEL決勝へ駒を進めた。

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