前節は王者レバークーゼンフランクフルトを一蹴し、無敗を継続。FW浅野のボーフムがウニオン・ベルリンとの下位対決を制し、残留まであと一歩としている。残り2試合となって迎える第33節、レバークーゼン(勝ち点84)と14位ボーフム(勝ち点33)が対戦する。

レバークーゼンは前節フランクフルト戦、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝ローマ戦の狭間にあった中、MFヴィルツを完全に温存した中、5発圧勝とした。そして木曜に行われたローマとの2ndレグでは2点を先行されて一時2戦合計スコアで追いつかれたが、そこから驚異の粘りを見せ付けて試合終了間際の同点弾で無敗を維持するとともに決勝進出を果たした。これで無敗記録を49に伸ばして欧州新記録を樹立。勢いが止まらないままブンデスリーガ無敗優勝へ突き進む。

対するボーフムは前節ウニオン戦、FW浅野が負傷欠場した中、3点のリードから一時2点を返されたひやりとさせられたが、4-3と逃げ切って連勝を飾った。シックスポインターを制して残留に大きく近づき、勝利すれば16位マインツの結果に関係なく残留決定となるが、王者から勝ち点を奪うことはできるか。

そして今節は17位ケルン(勝ち点24)と15位ウニオン・ベルリン(勝ち点30)による残留争いが行われる。この試合に敗れると6季ぶりの2部降格が決まるケルンだが、最終節に望みを繋げられるか。

前節シュツットガルトとの上位対決に敗れた2位バイエルン(勝ち点69)は12位ヴォルフスブルク(勝ち点37)と対戦。そのバイエルンは水曜に行われたレアル・マドリーとのCL準決勝では決勝進出を目前にしながらも終盤の2失点で痛恨の敗退。奮闘していた守護神ノイアーのミスが響いてしまった。無冠が確定して意気消沈だが、2位堅守となるか。

FWチョン・ウヨンとFWサイラスによる交代選手2人の活躍でバイエルンに勝利した3位シュツットガルト(勝ち点67)は金曜に9位アウグスブルク(勝ち点39)と対戦。勝利して日曜に試合を行うバイエルンプレッシャーをかけたい。

そしてパリ・サンジェルマンとのCL準決勝を戦い、2戦連続シャットアウト勝利で11季ぶりの決勝進出を果たした5位ドルトムント(勝ち点60)は16位マインツ(勝ち点29)と対戦。良い流れを持続し、決勝への歩みを進めたい。

DF板倉が前節5試合ぶりにリベロに戻ったものの、4戦勝ちなしで残留争いに巻き込まれている13位ボルシアMG(勝ち点33)は6位フランクフルト(勝ち点45)と対戦。右サイドで献身的な働きを続けるMF堂安の7位フライブルク(勝ち点41)は10位ハイデンハイム(勝ち点38)と対戦する。

ブンデスリーガ第33節
▽5/10(金)
《27:30
アウグスブルクvsシュツットガルト

▽5/11(土)
《22:30》
ライプツィヒvsブレーメン
フライブルクvsハイデンハイム
ボルシアMGvsフランクフルト
ケルンvsウニオン・ベルリン
《25:30》
マインツvsドルトムント

▽5/12(日)
《22:30》
ダルムシュタットvsホッフェンハイム
《24:30》
バイエルンvsヴォルフスブルク
《26:30》
ボーフムvsレバークーゼン

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