お菓子作りを日常的に行っている人には当たり前の言葉でも、そうではない人には「???」となる専門用語がある。例えば「セルクル型」「ドレッジ(別名カード)」「ピケローラー」など。「教えて!goo」にも、お菓子の材料に関するこんな質問が寄せられていた。

アーモンドプードルって?

■お菓子作りの材料でわからない単語が……

質問者は、パウンドケーキを作ろうとレシピを見たが、馴染みのない「アーモンドプードル」、「ケーキクーラー」という単語が何を指しているかが分からないとのこと。みなさんはお分かりだろうか? 今回は、「アーモンドプードル」を知っている人も知らない人も「へぇ〜」となる「アーモンドプードル」について紹介していこう。

アーモンドプードルとは

質問者の質問にもあった「アーモンドプードル」。これは、アーモンドを粉末にしたもののことで「アーモンドウダー」とも呼ばれている。ちなみに「粉」のことを、英語では「パウダー」、フランスでは「プードル」と呼ぶため、二種類の呼び方があるのだ。「アーモンドプードル」は生地に混ぜることで、アーモンドの風味とコクを加え、中はしっとり外はサクサクの食感を出す役割を担っている。タルトフィナンシェ、クッキーマカロンなど、幅広い領域で使われている。

アーモンドプードルには2種類ある?

アーモンドプードル」には、「皮なし」と「皮つき」の2種類がある。「皮なし」は、皮を剥がしてから粉にしているので、粉自体の色が薄い黄色となっており、お菓子の仕上がりの見た目に影響を与えにくく、アーモンドを主張しすぎないのでどんなレシピにも使用できる。よって、「パウンドケーキ」や「クッキー」、「マカロン」などのお菓子に最適である。

一方、「皮つき」は、皮を剥がさずに粉にしているので、粉自体の色に黒みがかかっている。皮がついている分、アーモンドの味が濃く、力強い風味とコクを出すので、素材の風味を生かした素朴でシンプルな味わいのお菓子にオススメである。「タルト生地」や「フィナンシェ」、「ダコワーズ」などのお菓子に使用すると良いだろう。ただ、生地に皮のブツブツが見えてしまうので、見た目を重視する時は「皮なし」の方がオススメである。

ちなみに、質問にあった「ケーキクーラー」とは、その名の通りケーキを冷やすために使用する器具であり、揚げ物を揚げたときに使用する網台に似ているものである。

皆さんも、この記事を読んだことによって、アーモンドプードルの使い分けができるようになっただろう。本日のホワイトデーに、アーモンドプードルを使ったお菓子を作ってみてはいかが?




教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

「アーモンドプードル」って何?