2015年4月24日(金)にリリースされるドラマCD『鬼の王と契れ』より、斉藤壮馬さん、小野友樹さんによるインタビューが到着! アフレコ後に行われた2人の楽しそうなトークをお楽しみください!

──収録の感想をお願いします
斉藤さん:人生二度目のBLの受けキャラクター役だったので、前日の夜はもう、食うや食わずの緊張で……。

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小野さん:え? そうだったの?(笑)。
斉藤さん:本当に緊張してたんですよ! 収録の数日前におのゆーさんにお会いした時から「収録では絶対にご迷惑をおかけしてはいけない」という思いで、プレッシャーがハンパなかったです。ですが、原作を読ませていただいて、作品がすごく面白くて。文章がきれいでスラスラと読みやすくて、世界観やキャラクター像がすんなりと自分の中に入ってきました。いかんせん、それをアウトプットするのはまた別の問題なのですが、作品の持つ魅力、鴇守くんの魅力を出せるように精一杯頑張って演じさせていただきました。収録が終わってホッとしています。あと、真冬の収録なのですが、今ちょっと汗ばんでいます。存分に声を出させていただきました(笑)。
小野さん:そうですね、僕もちょっと汗ばんで…(笑)
斉藤さん:素敵な作品に関わらせていただき、ありがとうございます。おのゆーさんにも「ありがとうございます」という思いでいっぱいです。
小野さん:こちらこそ。もう、すっごく楽しい収録でしたね。ね?
斉藤さん:いろんなことがありました。
小野さん:パワーのあるキャストの皆さんとご一緒できて、本番中はもちろん休憩時間も楽しかったです。あっという間の収録でした。

──それぞれの役柄の聴きどころを教えてください
小野さん:鴇守は、まぁ豹変するところですよね。プライベートでは壮馬がSで僕がMなので(笑)、あそこは壮馬の本性です。あれは壮馬です!
斉藤さん:僕になっちゃってるじゃないですか! 僕自身が出ちゃってるんですか?
小野さん:あれは壮馬のシーンです!!
斉藤さん:(クライマックスの)「夜刀、行け」のところ?
小野さん:そうそう。
斉藤さん:あれ、僕だったんですか!? ……精進したいと思います(笑)。聴き所ですが、おのゆーさんに攻めていただいているシーンで、「ばか……!」っていうセリフがあるんです。こういうシーンって「……」のセリフが多いので、アドリブで「もう」とか「ばか」とか入れたくなってしまったり、夜刀の「鬼のコレは気持ちがいい」っていうセリフも、おのゆーさんのお芝居がすごく説得力があって「ほんと?」と言葉を入れたくなったりしたんですが、頑張って堪えて、気持ちを「ばか……!」に集約させました(笑)。普段は恥ずかしくて言えないけれど、夜刀への想いが極まって言っちゃう、というところを聴いていただければと思います。

──大きさの違いや人間バージョンなど、いろいろな夜刀を演じてみていかがでしたか?
小野さん:原作を読んでこのCDを楽しみになさってる方がいらっしゃる中で、小鬼バージョンも僕が演じるという冒険をさせていただきました。皆さんにどう受け取ってもらえるかを楽しみにしています。無理をしてまで子供の声を出しても仕方がないので、あくまで自分の夜刀としての小鬼バージョンを演じました。皆さんに受け入れてもらって、そして楽しんでいただけると嬉しいなと思っています。

──鴇守もクライマックスで新たな一面が見られますね
斉藤さん:そうですね。あまり極端なキャラ付けはしたくなかったので、「強い鬼を使役するには自分には力が足りない」と思っている鴇守を基盤にしました。普段はそんなに主張しない感じですが、覚醒してしっかり敵を成敗するというシーンでは、夜刀さんの血を飲むとああなっちゃうということで、そこは強さを聞かせられるようにメリハリをつけて演じました。

──読者の皆様へのメッセージをお願いします
斉藤さん:原作の魅力を余すところなく音声化した印象なのですが、音がつくと、文字で読んでいるときとは、いろいろな印象や、セリフの間の取り方や、ニュアンスが変わってくると思います。僕自身、まだまだ拙い力ではありますが、作品と鴇守くんの魅力を表現できるよう、全力で演じさせていただきましたので、ぜひぜひ、この『鬼の王と契れ』ご期待ください。よろしくお願いいたします。
小野さん:現場はしろたえにブッちぎられたところもありましたが(笑)、皆さんには鬼の王と契っていただくべく、作品を楽しみにしていただけたらなと思います。音声になることで、さらなる魅力を増したしろたえをぜひ(笑)ご期待……。
斉藤さん:他のキャラも! あくまでも夜刀と鴇守と、しろたえを……(笑)。
小野さん:そして壮馬くんの覚醒シーンを楽しんでいただければと思います。音がつくことによって魅力が増すキャラクターがたくさんいると思うので、ぜひ音声を聴いて、小説と併せて二度楽しんでいただけたらと思います。
──どうもありがとうございました

■商品詳細
タイトル:ドラマCD 鬼の王と契れ
原作:高尾理一 イラスト:石田要
キャスト:斉藤壮馬小野友樹川原慶久
発売日:2015年4月24日(金)
形態:ドラマCD
商品番号:FAPC-0004
定価:3,000円+税
発売元:アルパカレコード
JAN:4582112044036

>あらすじ
異形の鬼を使役する能力で、歴史を陰から支えてきた矢背家。一族最年少の鬼使い・鴇守は、体長40センチしかない小鬼の夜刀と、15歳から5年半、鬼使いの仕事をしている。
「俺は鴇守のキスがいい」。
初仕事の前日、夜刀が求めた報酬は血でも肉でもなく鴇守のキスだった。報酬以外でも身体に触れてくる夜刀に頭を痛める毎日だったけれど、鴇守に危険が迫った時、夜刀の身体に異変が起こり……!?

>キャラクター紹介
■矢背鴇守(やせ ときもり) CV.斉藤壮馬
21歳の大学生で、鬼使いの家系、矢背家の分家に生まれた、一族最年少の鬼使い。夜刀とは5歳の誕生日に出会い、8歳の時に使役鬼として契約を結んだ。鬼に対しては恐怖心を抱いていて、鬼使いの仕事にも消極的。

■夜刀(やと) CV.小野友樹
数百年生きている鬼。生まれたばかりの鴇守を一目見て気に入り、自ら鴇守をせっついて使役鬼になった。本来は体長190cmほどで20代半ばの見た目だが、鬼に怯える鴇守のため、40cmの小鬼の姿を取っている。

>>『鬼の王と契れ』公式サイト