現在、アメリカで大ヒットを記録している人気TVシリーズ「ウォーキング・デッド」が人権団体から抗議を受けている。

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  死んだ人間がゾンビとなって生き返り、人間を襲うという混沌の世界を生き延びるサヴァイヴァルヒューマンドラマ「ウォーキング・デッド」。問題になっているのは、主人公の妻(サラ・ウェイン・キャリーズ)が、自身の妊娠を知り“モーニングアフターピル(緊急避妊薬)”を使って中絶を試みるという部分。

 アメリカ自由人権協会(ACLU)ではこの描写は“中絶”と“避妊”を混同しており、誤った医療知識を広げているとして、番組が事実確認を怠ったことを非難している。

 モーニングアフターピルとは、避妊せずに性行為を行った場合、72時間以内に服用し精子の着床を防ぐという緊急措置に使われる薬のこと。目的は“避妊”であり“中絶”ではない。しかし、劇中で妻は妊娠を知った後、中絶のためモーニングアフターピルを服用する。

 「ウォーキング・デッド」の製作総指揮を務めるグレン・マザラはこの抗議に即座に対応。「同ドラマプロデューサー脚本家は、モーニングアフターピルを中絶や流産のために使うことを勧めているわけではありません。これは物語を展開させるためのもので、中絶反対や中絶賛成といった意味合いを持つものではありません。『ウォーキング・デッド』から、正しい医療知識を得ようとすることのないよう、心より願っております」。

ゾンビドラマに人権団体から猛抗議! (C)AFLO