ケルンに所属する日本代表FW大迫勇也が、ドイツ紙『ビルト』のインタビューに応じ、チームやドイツでの生活について語った。

 大迫は今シーズンからケルンに加入。開幕戦で先発出場を果たすと、第2節のシュトゥットガルト戦では移籍後初ゴールを挙げた。しかし、レギュラー定着まではいかず、直近4試合は途中出場が続いている。大迫は「予想以上にコンディションが整うのに時間がかかりました。でも、残りの試合でやっと自分の全力を出せると思います」と、終盤戦でのプレーに自信をのぞかせた。

 時間を要した理由を問われると、「恐らくモチベーションを一度に高く持ちすぎたんだと思います」と答え、「僕ができることを見せたい一心でプレーをしていて、それが邪魔になったんだと思います。『ブラジル・ワールドカップで活躍ができなかったからだ』とよく言われますが、それが理由ではないです」と続けた。

 大迫は、3月の親善試合でヴァイッド・ハリルホジッチ監督のもと日本代表に復帰。「代表招集は僕にとって良いこと」という大迫は、「ハリルホジッチ監督には『ケルンでレギュラーとしてプレーしなければならない』と言われました。プレッシャーではあるけど、新しいモチベーションにもなっています」と明かし、レギュラー定着への意気込みを見せた。

 質問が私生活におよぶと、「家族が一緒にいることで、よりリラックスした日々を送ることができ、今はサッカーだけに集中することができています」とコメント。家族の存在が支えになっていると話す大迫は、「ドイツでの生活にはまだ不慣れな部分もあります。基本的には日本食を食べるけれど、ドイツにも美味しい料理はあって、例えばソーセージを食べるのは好きですよ」と答えている。

 最後は憧れの選手について、「ブラジルのレジェンドであるロナウドが好きです。当時12歳だった僕は、2002年のワールドカップをテレビの前で応援していました」と語っている。

ケルンでプレーする日本代表FW大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images