『To LOVEる -とらぶる-』は、可愛くてセクシーな美少女に定評のあるBLACK CAT』でお馴染みの、矢吹健太朗先生&長谷見沙貴先生が贈る、主人公「結城リト」を中心に描かれたラブコメ作品です。ちなみに、アニメで「モモ・ベリア・デビルーク」が登場するのは「To LOVEる -とらぶる- ダークネス」なので間違えないようお気をつけて。

 「モモ」はデビルーク星から来た美少女「ララ」の妹に当たる存在で、デビルーク第三王女。双子の姉妹の「ナナ」と共に、姉が居候している結城家に住むことになります。そしてララを驚かせるため、モモと一緒にリトと同じ学校に転入するというサプライズを用意していました(細かいことを気にしない女の子好きな校長が原因です・・・)。リトの事をとても気に入っているようで、リトのベッドに侵入する頻度なら姉のララにも負けていません。今回は、そんなちょっぴりアダルトな「モモ・ベリア・デビルーク」について語ってみたいと思います。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


デビルーク第三王女

 ララやナナと同じく、ピンク色の髪におしとやかな雰囲気を感じさせるモモ。その柔和な様子から転校するなり、たちまち男子生徒達を虜にします。しかし、双子の姉妹のナナいわく「猫を被っている」との事。ナナが仲良くなった「黒咲芽亜」との会話の中でも、これでもかというくらいにその腹黒さをこき下ろしています。

■植物使い

 モモは、ヴァーチャル世界に植物園を持っており、全宇宙から集めた植物達と心を通わせることが出来ます。姉のララと同じく機械の操作にも長けているようで、植物との合わせ技をよく使います。

 たまたま一緒に帰っていた「リト」と「唯」の2人を見かけ、良い雰囲気にさせるためにその辺にいた校長に興奮作用のある植物を使って、リト達を追いかけさせて2人きりにさせたりした事も・・・。その後、邪魔者が入らないよう家にバリアを張るという念の入れようです。

 戦闘に関しても相当優れており、一度「ヤミ」と対峙した時も“いい殺気”と評価されていました。ヤミへの復讐のために地球までやってきた殺し屋を相手にした時は、牽制で投げつけた植物の毒によって、見事に殺し屋戦闘不能にした上、破壊力のあるホウセンカの一種というキャノンフラワーを使って失神させるまで追い込むなど、彼女を本気にさせるととんでもないことになりかねません。

ハーレム計画

 「結城リト」の周りには、彼を愛する女性がたくさんいます。リトは、将来ララと結婚したら“デビルーク王”となる存在です。デビルークでは側室を持つことが当たり前であるため、誰と恋人になるか悩んでいるリトに「いっそ全員と結婚して幸せになってもらおう」と考えているモモ。ハーレム計画が成功したあかつきには、自分も「リト」のお嫁さんになろうと企んでいるようです。モモいわく、ハーレム計画はデビルークの王位継承問題を含めて全てを解決できる奇跡・・・との事。

■ヤミとの関係。そして友達へ

 リトを守るためにヤミと仲良くなろうと近づくモモ。しかし、ヤミに警戒され、なかなか心を開いてもらえません・・・。最初はそれにやきもきしていましたが、そんな下心で近づいているのが良くないのだと気付きます。そして、ヤミがかつて倒した殺し屋に、美柑を人質に取られ手出しできない状況の中、モモが助太刀して見事に殺し屋からヤミ達を救い出します。ヤミやリト達に感謝されて、「当然のことだ」と照れるモモ。普段、猫をかぶっているモモが、本気で照れている姿は結構貴重かもしれません。

 腹黒さが全面に出ている「モモ・ベリア・デビルーク」。しかし、ハーレム計画で皆が幸せになった上で自分も幸せになりたいと願うなど、彼女なりの思いやりや理想を感じられるような気がします。ただ腹黒いだけではないのです。むしろその腹黒ささえも彼女の魅力のひとつ。ぜひ「モモ・ベリア・デビルーク」の魅力、ご自身の目でご堪能下さい。


【最新ランキング】もっともオシャレだと思うアニメキャラクター TOP20


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:真夏日(キャラペディア公式ライター)

(C)矢吹健太朗・長谷見沙貴/集英社とらぶるダークネス製作委員会

(C)矢吹健太朗・長谷見沙貴/集英社・とらぶるダークネス製作委員会