アニメや音楽、書籍関連のデザインを手がけるグラフィックデザイナー・有馬トモユキさんの初となる単著『いいデザイナーは、見ためのよさから考えない』が4月23日(木)に刊行される。

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本書は「デザイン」を「デザイナー」の専売特許ではなく、理論的思考やプレゼンテーションと同じ問題解決の「道具」であるとし、コツを学べば誰にでも使いこなすことのできるものとして紐解いていく。

経営学部出身のデザイナーが思考する、デザインの論理


有馬トモユキさんは、青山学院大学経営学部を卒業後、複数社を経て、広告制作プロダクションである日本デザインセンターにジョイン。グラフィックやWeb、UIなど、いくつもの領域においてデザインとコンサルティングを担当している。

また、TATSDESIGN名義で、主に商業コンテンツ作品や、そのプロモーションに関する活動も展開。

領域を問わない制作を実践する音楽レーベル「GEOGRAPHIC」のクリエイティブディレクターやタイポグラフィ教育機関「朗文堂新宿私塾」講師、SFレーベル「DAISYWORLD」を主催するなど、その活動は多岐にわたる。

デザインとビジネスを繋ぐ
有馬トモユキさんは、タイポグラフィ(活字)を軸としつつ、対象に深くアプローチするデザインを得意とし、「ハヤカワSFシリーズJコレクション」の装丁デザインや、TVアニメ『アルドノア・ゼロ』の宣伝周りのアートディレクションなどを手がけるデザイナーだが、前述の通り、実は経営学部出身。デザインとビジネスを繫ぐには、最適な著者だ。

今回、刊行となる新書『いいデザイナーは、見ためのよさから考えない』では、書籍やアニメ、スマホアプリなどの身近な題材をもとに、デザイナーの思考プロセスを分解「デザインとは何か」を、読者と一緒に考えていく。

「センス」や「絵心」のせいにしない「デザインの論理」について学べるので、自分の仕事にフィードバックできるヒントが発見できるかもしれない。

『いいデザイナーは、見ためのよさから考えない』/ 有馬トモユキさんTwitterより