「異議あり!」のフレーズで人気を博す法廷バトルゲーム『逆転裁判』シリーズの舞台版『逆転裁判2 ~さらば、逆転~』が29日より開幕。同日、公演前に公開舞台稽古および、成歩堂龍一役の渡辺大輔御剣怜侍役の和田琢磨、綾里真宵役の荻野可鈴(WキャストA)らによる挨拶が行われた。また本公演は一部Wキャストのため、フォトセッション時にはAキャストとBキャストの2パターンが立った。

【関連】『逆転裁判2 ~さらば、逆転~』開幕舞台稽古 フォトギャラリー

 『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』に続く舞台版となる本作は、正体不明のヒーロー・忍者ナンジャの殺害で幕を開ける。容疑者はライバル、トノサマン・丙を演じる王都楼真悟。すると、コロシヤと名乗る男に真宵が誘拐され、成歩堂は真宵の命と引き換えに王都楼の無罪判決を要求される。

 初めて成歩堂に扮する渡辺は「若干のプレッシャーはありますが、自分なりの成歩堂をお見せできればと思っております」と挨拶。「僕たちが演じるキャラクターはもちろん、美しいセット、映像、ゲームに出てくる音楽などにも注目して観ていただきたいと思います」と続けた。

 和田は「3回目の参加になります。前回は舞台オリジナルの作品でしたが、今回はゲームをベースにしています。ゲームが持つ良さにプラスして、舞台でしか出せない、僕らにしか作れない『逆転裁判2』になっていると思います」と胸を張る。

 同じく3度目の出演となる荻野は「初めて真宵ちゃんを演じたときは17歳でしたが、2年が経ち、19歳になりました。でも真宵ちゃんの年齢は変わらないので、真宵ちゃんの元気さ、純粋さを、稽古を通じて取り戻せたと思います」と笑顔いっぱいに話した。

 ほか舞台挨拶には矢張政志役の林明寛糸鋸圭介役の磯貝龍虎、虎狼死家左右ェ門役の富田翔、王都楼真悟役の太田基裕らが登壇した。『逆転裁判2 ~さらば、逆転~』は東京・六本木の俳優座劇場にて5月10日まで上演。

『逆転裁判2~さらば、逆転~』舞台挨拶の様子 クランクイン!